「10歳までに読みたい日本名作④ 里見八犬伝」Gakken

 

600年ほど前の日本の戦国時代の関東が舞台です。作者は江戸時代の曲亭馬琴。106巻に渡る長編ものをたった一冊に!それも大きな字で読みやすく作ってくださってます。挿絵もアニメ風で子どもには入り込みやすいです。今これを粋な題名でアニメを作ったら流行りそうだね、と子供と話していました。それくらい感覚的に古びたものではなく新しさを感じました。

 

子供のうちから古典に抵抗感なく触れさせておくといいかなと思い、なんとなく古事記や歴史絵本、「読んでおきたい日本の古典 成美堂出版」「陰山メソッド 徹底反復音読プリント1、2」など、子どもに毎日音読してもらったり読んであげたりをしてきました。今回は冒険物語風な作品だからでしょうか、子供は続きがとても気になるようで、とても面白く読んでいます。

 落語本を攻めてきてひと段落してきて、次なる子供が喜ぶ本を探していたので、「10歳までに読みたい日本名作及び世界名作」を集中的に読んでみようと思いました。いつか編集して短くしていない原作に近い形で読んでもらえたらとは思いますが、読み聞かせに向いている文体や長さを保持しているこのシリーズは現在の我が家には良い気がします。私も恥ずかしながら、内容をよく知らない名作がたくさんあるので、あらすじだけでも知っておきたいという私のワクワク感もよりやる気にさせています。