糸リフトには種類が多すぎて
何が一番良いのか迷いますよね。
今日は糸リフトの要素の一つ、
どのくらいの期間で溶けるのか
ということについてWaltz
クリニックとしての考え方を
述べます。
これはあくまでも考え方の一つで
あり、何が正解で何が不正解だとか
そういうものではありません。
医師が10人いれば10通りの考え方が
あります。患者さんはご自分と合った
考え方の医師を選ばれるのが最適だと
思います。
現在糸リフトの素材には大別して
上記3種類があります。
ちなみにWaltzクリニックで
導入しているVOVモールドリフトは
PDOですので約6か月で溶けます。
そもそもなんで溶ける糸なんか
使うんでしょうか?
今から約20年以上前、私が美容外科医に
なった頃は日本の糸リフトの黎明期でした。
ロシアのSulamanidze先生が開発した
APTOSが日本に入ってきたばかりの
頃です。その頃の糸は溶けない素材でした。
溶けない素材ですから効果が弱まると
いうこともありませんでした。
その後すぐにWaptosという糸が
出てきましたがこれも溶けない素材
でした。
何年か経ったころ、ハッピーリフトという
溶ける素材の糸が出てきました。
溶けるわけですから完全ではないにせよ
吊り上げ力は大幅に減少します。
当時はなんでこんな糸を出したのかと
疑問に思ったものでした。
結論から言いますと糸が溶ける素材に
変わったのは将来のリスク対策です。
通常、人の内部に異物が存在すると
もしそこに感染が起きた場合
感染が進行するのを手助けして
しまいます。
たとえば歯などから感染症を起こし
ガス壊疽や蜂窩織炎になった場合
その感染層は皮下脂肪になります。
糸リフトの挿入層も皮下脂肪ですから
感染菌は糸に沿って伝播増殖を繰り
返し感染は悪化していきます。
効果を考えたら溶けない糸の方が
いいのは間違いありませんが、
将来的な安全性を考えたら糸は
溶けてくれた方がいい、現在の
糸リフトにおいて溶解糸が主流と
なったのはそういうことなんです。
安全のために溶ける糸に変えたので
あれば何年も長持ちするような
糸を使うのはおかしいですから、
Waltzでは半年で溶けるVOVモールド
リフトを推奨している、そういうわけ
なんです。
ちなみによく混同されますが、Waltzが
最も得意としているゴールドスレッドは
糸リフトではありません。挿入部位も
皮下脂肪ではありませんし、感染に
対してはむしろ免疫力が増します。
誤解なきよう。
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