最近、また時期なのか妊婦モルが10匹ほど。
その中でも難産が続きました。
黒モルのベティ。
実は、黒の純血種のモルは繁殖が難しいといわれています。
ベティの場合、体重が1600グラムまで膨らんでいたのと
過去の黒モルの出産の経験からして、難産が予想されたので、
常に監視して、臨戦態勢で臨みました。
オットがその日がちょうど、お休みで、ふとベティに目をやると、
ちょうど、一人目がでてきたところでした。
とっても大きなクレステッドの男の子。
二番目は、逆子のようで、足からでてくるが、
出すのに、苦労してるようなので、ひっぱりだして、
オットが、心臓マッサージと人口呼吸を試みるが、蘇生させることができず、
三番目は、体が若干小さく、するりとでてきたイングリッシュの男の子。
四番目は、出産時には、息をしてない状態だったので、
蘇生処置をすると、なんとか、息を取り戻した、かわいい女の子。
五番目は、また逆子で、ここまでにいたる時間がかかりすぎたがせいか、
すでに、出てきた時点で、息なく。
生まれて、一時間弱の黒モル3びき。
お母さんのベティは、後産が半日以上つづき、
出産がショックだったのか、しばらくはまったく動かず。
栄養剤と、水酸化ドリンクを与える。
ベティがこのような状態で、生まれたベビ-の御世話は、とても難しい状況なので、
代理母、ユキとその3ベビーをケージにいれる。
ユキも、今回はじめての出産・子育てにもかかわらず、
自分の子ではなく、黒モル3匹もちゃんと面倒みてました。
と同時に、黒モルベビには、ハンドフィーディングでミルクやり。
(弱っている白ベビも他のママから離して、同時にミルクやり)
で、3日目からは黒ベビは、各自でえさも食べ初めてました。
ベティも3日後には、ずいぶん回復して、自分のベビと白ベビにミルクやり。
ところが、一方、今回のノーマークだったピュア・ブロンド。
朝ケージの中で、発見したときには、2匹のベビを死産、
まだ2匹ほどお腹の中にいる状態で、力尽きそうになってるところを発見。
この朝は、オットは仕事だったので、あわてて職場のオットの携帯に電話して、
指示を仰ぎながら、栄養剤や水分をあげるものの、明らかに手遅れな状態。
(写真はどうかと思ったのですが、真っ白でとってもきれいな仔だったので、
載せさせていただきました。この時点ではまだ若干身動きがとれたのですが)
残念ながら、ベティとユキのベビーたちに看取られて、星に。
2つの難産で、生死を分けたのは、
人間の出産補助があったかなかったか。
そして、ベディの子たちが、もし平均以下の体重だったから、
ママのミルクなしでは生きられなかっただろうから、
十分にベビ-が、大きくなるまでがお腹にとどめて、頑張ってくれたベティにも感謝
この3匹の黒モルは、うちで大切に育てていきたいと思っています。
ウェルカム、黒モルちゃん、でちゅ~
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