オペラ座の怪人 in ロンドン | パコのテーマパーク分析

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ロンドンのウエストエンドでミュージカル「オペラ座の怪人」を見てきました。
今回イギリスを訪れたのは、これを見るためといっても過言ではないほど楽しみしていた舞台です。

オペラ座の怪人は劇団四季やブロードウェイでも上演されていますが、オリジナル版はこのウエストエンドで行われています。
話題の「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」や「ビリーエリオット」とも迷ったのですが、初のロンドンミュージカルということで王道で攻めることにしました。



さすが本場です。
これを見てしまうと、劇団四季が霞んでしまうかもしれません。
歌唱力や演技力の問題ではなく、劇場そのものの雰囲気やらイギリス人俳優の存在感に圧倒されるのです。
ミュージカルを見るためだけにロンドンへ行くファンがいるのにも納得です。

オペラ座の怪人が上演されるのは「ハー・マジェスティーズ・シアター(Her Majesty's Theatre)」という小さな劇場。
劇団四季などと比べると、本当にこじんまりとした造りになっています。
それゆえ、劇場のどこにいても間近で迫力のある劇を楽しむことができるのです。
また、劇場内は豪華な装飾と重厚感のある雰囲気に包まれています。
これはロンドンでなければ味わえません。

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私たちが座った席は一階の前から3列目の真ん中です。
こんな良い席で見ることは、日本ではそう簡単にはできないのではないでしょうか。

本編について、すべて英語で展開されるのは少々きついものがありますが、ストーリーを知っていれば問題なく楽しめますし、歌の部分はやはり英語で聴くのが一番。
「Think Of Me」では、最初は緊張で上手く歌えないクリスティーヌが徐々に美しい声で歌えるようになっていきます。この演出が素晴らしく、感動的です。
一度本場のものを聴いてしまうと、日本語版に少々抵抗を覚えてしまうかも。
イギリス英語の重々しさが、この劇に非常にマッチしています。





ちなみに今回クリスティーヌ役を演じていた方はTabitha Webb (タビサ・ウェブ)という女優さん。
パンフレットを見たところ、クリスティーヌ役は2人の方がいるようで、どうやらSofia Escobarという方の方がメインのようです。しかし私は今回見たTabithaの演技に魅了されてしまいました。
Tabithaはクリスティーヌにしては少々強気な感じなのですが、その可愛らしさ、力強さ、歌唱力は目を見張るものがあります。
従来の妖艶なクリスティーヌとは違い、若々しく、感情豊かな印象を受けました。
もともとの年齢設定を考えると、これが本来のクリスティーヌといえるのかもしれません。


そしてなんといってもファントムの存在感。
あの歌声を聴くと、クリスティーヌがファントムに惹かれるのもうなづけます。
演じていたのはJohn Owen-Jones (ジョン・オーウェン・ジョーンズ)という俳優さん。
これは日本に帰ってきた後に知ったのですが、この方は凄く有名なベテランさんらしく、非常に人気の高い俳優さんなのだそうです。
本当に歌が素晴らしい!大人の魅力を感じさせるファントムです。
これはロンドンに限った話ではありませんが、汗だくになりながら演じる俳優さんの熱意は凄いものです。

その他、ラウル役の方ももちろん素晴らしいですが、カルロッタや支配人のコミカルな演技がとても面白く印象に残りました。



ロンドンのミュージカルには、やはり日本人、日本語では表現しきれない素晴らしさがあります。
ミュージカル好きの方には、是非この感動を本場で味わっていただきたいです。
ロンドンへ行く機会があれば、ミュージカルは外せませんよ。



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