何たって決戦前なので。
本日も晴天なり、
富士を望むことは出来なかったが、
一輪の花を見たら震えが止まった。
まずは、淡々といきます。
診察の結果です。
好中級の数値はほんまギリギリ。アブゲム 6クール2回目のGOサイン頂きました。
因みに腫瘍マーカーの結果です。
CEA 29.1
CA19-9 989
上昇は止まらず。
しかし、緩やかになってる。
投与量を増量してまだ1ヵ月も立っていないし、
腰痛や下痢などの疼痛もアブゲムのお陰で抑えられてる。次回に期待ですわ。
さて、本題に入ります。
今日は主治医に無茶、無理、無謀のお願いをしました。
もし、今使用しているアブラキサンとゲムシタビン併用療法が使えなくなった時に、次の治療についての提案です。
提案した治療とは、
オキサリプラチンのアレルギーの発症て2度と使えない筈のFORFILINOX療法です。
当然、オキサリプラチンも投与して頂きます。
秘密兵器の減感作療法を使ってです。
この減感作療法は先日、押川先生から教えて頂いた治療です。
この療法は花粉症の治療で使われる舌下免疫療法と同じで、アレルギー対象物を微量に薄めた状態から時間を掛けて徐々に投与します。
しかし、膵臓がんのオキサリプラチンの減感作療法の前例が無い。当然の事ながら実施してくれる病院がない。
他の抗がん剤では前例があって、例えば、子宮癌のカルボプラチンでは日本医科大武蔵小杉病院の勝俣医師がやっているそうです。
テレビや雑誌で忙しいにも関わらず、
やりますね。脱帽です。
あと、減感作療法を実施しているのは、当然のことながら押川先生でもあります。確か大腸がんだったと思います。
押川先生もいい仕事してますね。
押川先生にやって頂くことも有りですが、しかし、流石に宮崎に行って治療を受けるのは無理です。
自分としては今の主治医、今の病院で是非前例を作って頂きたいとも思ってます。
それで、押川先生にその頼み方を教わりました。(というか先生、勝手に語り始めました。しかも、非常に楽しそうに。笑)
一つ目は、お金を積む。(笑笑)
二つ目は、社会的意義を、その病院のメリットを訴える。
当然ですね。
しかし、一つ目は無理。そんな金ない。
話し戻します。
FORFILINOX療法の奏功率は40%を超えます。しかし、オキサリプラチンのアレルギー発症率は13%を超えて、抗がん剤投与5回以上で大抵の方はアレルギーで余儀なく中断します。
継続して利用するには難しい。だからアレルギーはFORFILINOX療法の課題である。
そう分かっても膵癌患者のオキサリプラチンの減感作療法は、今でも前例がない。
そこには何か大きな問題があるからと思います。
でも、これを実現する事によって、アレルギーに泣いた患者さん、これからそうなるかもしれない患者さんに一条の光を与えるためにも、是が非でもでも作らなければならない前例なんです。
癌治療とは、個々に工夫していかねばならない。
以前、主治医は膵癌癌の5年生存率を50%目指すという夢を語ってくれました。
減感作療法ではその僅かにしかならない。
けど、その夢を実現するには、そういう努力と小さな実績を複数重ねるしかないと思います。
その夢を是非、手伝わせて欲しいなあ。
オキサリプラチンの減感作療法療法の実現は勝手ながら自分の使命であると思ってますねん。
と、主治医に話しました。
主治医は最後まで真剣に聞いてくれたんで、自分の気持ちは充分伝わったと思います。
ただ、簡単に通る要求でもない。
何せ地方の拠点病院とはいえ相当の大病院です。
主治医だけでは判断できません。
ただでさえ倫理委員会にかけてと手続きがかなり面倒臭いのに、ウチの病院は尚更なんです。
何故なら20年前に抗がん剤治療で、あってはならない重大な医療ミスを起こしてます。
その後遺症が相当根深いらしいのです。
わからなくも無いです。何せ人の命が懸かっている。自分のアレルギーも全開は軽かったか、次発症すれば重篤ちなることも心配してくて感謝します。
しかし、成果あれば複数の命が助かるのだ、時にはチャレンジも必要。
やらずして後悔するより、やって後悔しようよ。医療発展の為に。
何があっても、病院や先生に一切責任問わないからさ。
兎に角、色々と当たって善処してくれると約束してくれました。
是非実現しようよ。
その先生のでかい夢のためにも。
患者のためにも。
期待してますわ。
さあ、そろそろ寝ます。
アブゲムの副作用がそろそろ出てきました。
気持ち悪りい。
それと、昨夜、慣れない嘆願書を作成して寝不足なんで。