約30年前、30才になったばかりのころ、パニック障害になったのでした。時はバブルの終盤、建設業界に身を置く昭和おやじは満足に休みは取れず、少なくとも週に1度は徹夜という日々で、当時はアルコールの量も人並み以上でした。
ある日、仕事で小さな区切りがついた夜に深酒をしてしまい、翌日はまぁまぁの二日酔いだったのですが、まぁ、そんなことは珍しいことでもなく、いつものように出勤したのです。しかし、いつもとは若干違う気分の悪さを感じたので早めに電車を降り、駅のベンチで横になっていたのですが時々刻々と状況は悪化して、首から下の全身が、長時間正座して極限まで痺れた時の足のような状態になったのです。今でも忘れませんが、人生で初めて「死」を意識しました。大げさではなくホントに。
しかも、なぜか意識は妙にハッキリと冴えていたことから、余計に苦しさを記憶しております。むしろ、意識を失いたかった。
二日酔いがきっかけなので「自業自得」というところですが、それから電車、バス、飛行機等の公共交通機関を見ると心拍数が上がり、手足がしびれて、ついには乗れなくなったのです(自家用車は、自分のペースで乗れるのでOK)。
当時は「パニック障害」という病名はなく、いろいろな病院巡りをしましたが体の機能には異常はなく、結局下された診断は「ストレス性過呼吸症候群」とのことで、精神安定剤を処方されました。
全く納得できませんでしたが、場合によっては「なまけ病」とも言われていたのです。なぜなら、「会社に行きたくない ☞ 電車に乗れない ☞ なまけている」という構図ですね。
それからパニック障害との長い付き合いが始まるのですが、転機が訪れたのは、発病から約7,8年後でした。その話は、また後日に。