日野日出志先生 | 昭和を懐古する部屋

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少々古い情報ですが,8月下旬にビッグニュースが飛び込んできておりました.あの,昭和の伝説のホラー漫画家“日野日出志”先生が活動を再開するそうですよ(18日付けのYahooニュースより).しかも,絵本作家としてなんだそうです.氏の作品を知る昭和のファンにとっては,2重の意味でびっくり仰天です.“叙情怪奇作家”を目指すとのことです.イヤー,子供達,トラウマにならないのかな?大丈夫なのかな?

 

と,心配してしまうほど,氏の絵柄には衝撃を受けたものです.ハッキリ言って,けっしてお子様向けの絵柄ではない.昭和おやじは,かなーりトラウマになりました.それも,小学生時ならともかく,イイ歳こいた中学生の時にですわ.しかも,絵柄だけではなく,話の内容も相当にグロい.“地獄変”“地獄小僧”“地獄少女”,そして傑作“地獄の子守唄”等々,もぉー既にお腹が一杯です.あっ,タイトルに地獄が付かない作品も多々ありますよ.

 

ちなみに,この記事のカテゴリーを「漫画の話」としましたが,あまり大それたことを語れるほどの見識はございません.漫画に造詣の深い諸兄の皆様には,温かい目で見てやっていただくとありがたいです.それでは,氏のトラウマ候補作品4連発をどうぞ.心の準備はイイですか?

 

まずは,地獄変↓

 

さらに,地獄小僧↓

 

 さらーに,地獄少女↓

 

そして傑作,地獄の子守唄↓

 

どうですか,トラウマになりそうでしょう.懐かしーく思い返された同年配の方も多いと思います.そしてなんと日野先生ったら,銚子電鉄が発売する起死回生のスナック菓子“まずい棒”のキャラクターも手掛けているんですって.銚子電鉄の件は知っておりましたが,日野先生がからんでいるとは,直近まで知りませんでしたゎ.どー見ても,先生の絵柄なのに.

 

銚子電鉄のまずい棒のキャラクター“まずえもん”↓

 

初めて知るであろう若者達が勘違いしないように,私めが僭越ながら少々解説いたしますと,日野先生は絵柄のグロさだけで売っていたのではあーりません.話の内容も深いのです.作品の根底に流れているのは,“環境汚染”“放射能汚染”“家庭崩壊”等々,人間社会が造り出したにも関わらず目を背けて直視しようとしないもの,それによって真っ先に影響を受ける弱い立場の人々(当然,世間は直視しません)に焦点をあてた結果,あの強烈に脳裏に刻み込まれるグロい絵柄となったのです.たぶん(先生とファンの皆様,勝手に解釈してスンマセン).

 

まぁ,私ごときがいくら言葉を費やしても,日野作品の強烈なインパクトを万分の一も伝えることは叶いません.なので,ホラー漫画を愛する,日野先生を未見の全ての老若男女につぎの言葉を捧げます.

 

日野を見ずして死ぬなかれ!