必殺シリーズ1 | 昭和を懐古する部屋(パニック障害と共に歩むじじぃの話)

必殺シリーズの第1弾「必殺仕掛人」が登場したのは1972年(昭和47年),昭和おやじが小学6年の時でした.法で裁けぬ悪を闇に葬る,晴らせぬ恨みを金で晴らす,当時はこのコンセプトが大うけでおやじも嵌りましたが,今考えると相当ヤバイ内容の時代劇ですよ.すぐに真似するバカどもが,そこかしこに充満していますからね.必殺シリーズは第15弾の必殺仕事人を境にして,それ以前の前期と以後の後期に大きく分けられるのですが,断然,前期のシリーズが好きでした.

 

後期の仕事人シリーズはパターン化された庶民的な軽い話が多く,“えっ,その程度の悪事で殺しちゃうの,そんなんでいいのかなぁ“という回が多かった.あと,殺しの依頼金額もデフレ状態.第1弾の必殺仕掛人では数十両の金が動いていたのに,仕事人シリーズでは二束三文で小悪党が裁かれていましたね.でもまぁ,中村主水のキャラクターが好きだったので最後まで見ていましたけど.毎回同じパターンなのに,何気にせん・りつとの掛け合いが好きでした.水戸黄門と同じく,”継続は力なり“ですね.それでは恒例のベスト3シリーズを行ってみましょう(全て前期の作品です).

 

第3位:必殺必中仕事屋稼業

仕事人戦闘力 : 80点

殺され役悪党度: 85点

殺し技完成度 : 80点

人情度    :100点

緒形拳さん,サイコーでーす(お前は福永法源かっ).仕事人の戦闘力としてはシリーズ最弱かもしれません.殺し技も,なんてゆうかフツーです.武器が剃刀と懐剣ですからね(あっ,でもそれで生き残ったんだから,腕は良いと言えるのかも).殺され役の悪党度も他のシリーズと比べると高くはないのですが,毎回賭け事をテーマとしてストーリーが練られており,半兵衛(拳さん)と政吉(林隆三さん)が必ず窮地に追い込まれながら逆転勝利を収めるという展開が好きでした.中でも,第13話「度胸で勝負」と第20話「負けて勝負」がおやじ的には出色かと.

 

13話は,豪商の板倉屋藤兵衛(岡田英次)への借金で追い詰められたある小藩の家老(美川陽一郎)から500両の元手を5000両(だったかな)に増やす依頼を受け,半兵衛と政吉が賭場で奮闘するものの・・・,というストーリーです.話は2転3転するのですが,オチとしては,天涯孤独で衰弱して行き倒れた六部(ろくぶ,この言葉初めて知りました)をお春(半兵衛の女房)が助けて世話を焼き,そのお礼として2500両の価値がある証文を受け取り,博打で稼いだ2500両と併せて依頼を守ったのでした(ちなみに六部は病死します).まぁちょっと都合の良い話ですが,なんと言っても岡田英次の貫禄が際立っており,小悪党役の藤岡重慶さんとの組合せが絶妙でした.

 

20話は,珍しく殺しのシーンがない回(必殺仕置人では数話あったパターン)です.女たらし(まさに昭和の表現)で,さらにイカサマで荒稼ぎする人形師の伊三郎(津川雅彦さん)にポーカーで大負けした仕事人達が,ブラフで返り討ちにするというストーリーです.殺しのシーンがない点に関しては最後にオチがあるのですが,それは他の詳しいブロガーさんで確認して下さい(例えばココ).この回は,ポーカー勝負における津川さんと仕事人達の演技が素晴らしい.平成のドラマのように声を張り上げてオーバーアクションで演じるのではなく,抑えの効いた台詞と表情と仕草で心理戦の緊張を描写しています.こういうのが好きなのです.是非YouTubeでご確認を.

次回は第2位と1位ですが,まぁ,大方の予想通りの結果かも.