今日、昼前に携帯が鳴った。
父からの電話に嫌な予感が走る。
17年間生きた
実家の犬が死んだ。
数日前からご飯が食べられなくなり、
思うように起き上がれなくなった、と
先日連絡があった矢先だった。
来週末、会いに行く予定だった。
きっと、それが生きているあの子を見る最後だと
覚悟をしていたところだった。
だけどあの子は、
ちょっと屋外で作業をしていた父が戻るのを待つことなく、
パートに出かけた母の帰りを待つことなく、
来週の私の訪問を待つことなく、
誰にも看取られず、静かに静かに
息をひきとっていたらしい。
『まだ、あったかいんだけどよ。息、してねえんだ』
父の言葉が耳に残っている。
若い時から『おすわり』や『お手』はキビキビしても、
『待て』がキライな子だった。
最期まで『待て』はキライだったんだろうな。
明日、火葬に送りだされるらしい。
会いに行こうか、本当に迷ったけれど
会いには行かないことにした。
ちびゴリをはじめ
いろんな私の家庭の事情を優先させた結果だけど、
あの子が
「もう『待て』はしないよ~」
と言ってる気がするし、
私もあの子に、もう『待て』を言わないであげたいから。
苦しかったね。
よく頑張ったね。
やっと楽になれたね。
もう、待たなくていいから、
たくさん走り回って遊べばいいよ。
誰も『待て』って止めないから。
私も含め、家族みんなが、
付き合いがまだ浅いはずの私の旦那のゴリさんでさえ
あの子が大好きだった。
でもそれ以上に
あの子は
私たちを大好きでいてくれた。
本当にありがとう。