実母はもちろん、働いている。

 

 

この時母は仕事中だった。

 

 

私の精神状態はこの時少しパニック気味。

 

ライン入れて、不在着信をいれるだけでも良かった。

 

 

でも、我慢できずに職場へ連絡した。

 

 

職場から、母につないでもらって、事情を簡単に説明した。

 

 

 

 

 

母「、、分かった。夫君に連絡は?」

 

 

 

 

私「うん、夫君とお義母さんには電話して話した。」

 

 

 

母「なんて言ってた?」

 

 

 

 

私「うん、、、、」

 

 

 

 

母「あー、、、、うん、えっと、あんた一人で病院行くん?」

 

 

 

私「うん、15時に病棟に直接来てって言われてる。お昼ごはんまだだから、少し食べて行こうかなって。」

 

 

 

母「了解、お母さん、15時に病院着くように早上がりするから。落ち着いて。大丈夫だから。お母さん一緒に行くから。」

 

 

 

 

 

私「ありがとう、、、。」

 

 

 

 

 

 

 

母と電話を切って、深く、深呼吸をした。

くまさん先生と電話を切ってから、涙がずっと止まらない。

 

 

 

 

 

母はいろいろ、察したようだった。

夫がどんな対応をしたか、義母がどんな発言をしたか。

 

 

普段は夕方まで働く母は、病院に付き添うために早上がりすると言った。

 

 

 

この時私を動かしてくれたのは、形成の先生と、くまさん先生と、実母だった。

 

 

この時の私を受け入れてくれて、一緒に考えようと言ってくれたのが、夫ではなかった。

 

 

 

 

子供はミルクを飲んでいないのに元気に笑っている。

そのへんをコロコロと転がりながら、時折キャー!って声を上げて笑う。。

 

 

 

 

そんな子供の姿を見て、何を感じただろう。

 

 

 

これが最後、これで何も問題なければ、どうしたらいいんだろう、、、。

病院へ行ったら、どうなってしまうんだろう。

 

 

 

 

 

結局、お昼ご飯を食べる元気もなく、贅沢してスタバのコーヒーを買って病院へ向かった。

この時飲んだのはコールドブリューコーヒー。

体外受精が失敗すると、必ずこれを飲んで気持ちをリセットさせていた。

 

 

 

なかなか落ち着かないし、まだ笑う気力はない。

淡々とコーヒーを飲んで、淡々と病院に向かった。

 

 

 

病院の駐車場につくと、

たまたま母と一緒になった。

 

 

車から降りて、すぐに私と子供の頭を撫でてくれた。

 

母に頭を撫でられるなんて、こんなスキンシップするような人じゃないから驚いたけど、嬉しかった。