意識は無限に延びていき

重力に従って曲がり狂った。

直立した二本の足でそれを支えていた馬鹿ものは背骨が折れて二度と戻らなくなってしまったが

地面にはいつくばった

しせいで見上げた空に

かかるぎらぎらと

気味のわるい色の弧光をあらたな脊髄として

いまだ死からまぬがれていた