生は

流動

する他なく

うごめいていた

 

ただ感覚だけにしたがって

己のかたちすら

わからないままに

ぶるぶるふるえ

ゆらゆら

ゆれながら

ながれゆく

はるか

たびじのさき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひえてかたまった

ひとつのいし

おさなき生が

ひろいあげていた