KNASTPRALINEN
題名の Knastpralinen はこの物語のレストランのメニューで、Knast は刑務所 Pralinen は中にクリームなどの入った高級チョコレートのこと。
このレストランでは肉団子のことだ。
主人公 ライレーが父親のように慕っていたファーラーは定年退職して年金生活を始めた。そして毎日港に来て魚を釣っている。ライレー は事件が行き詰まったりすると折々にここを訪ねる。
ある日、体がバラバラに切断され、綺麗に梱包された男の死体が港で引き上げられた。
相次いで3体のバラバラに切断された男性の死体が港で引き上げられたが、3体目は少し雑に梱包されていた。
作者 Simone Buchholz の文体は1人称 (ich) で書かれている。ライレー( Chastity Riley )の目線で物語が進んでいく。
ところがこの巻では所々、若い女性であろう人物の物語が 3人称(sie) で書かれていて、もう1人の登場人物、お料理をしている女性は豚のさばき方、血のソーセージの作り方などがここでは 1人称複数(wir) で書かれている。
Sie (彼女)で書かれている若い女性は男性から軽んじられ、性的対象に見られて不愉快に思ったセクハラと感じた出来事が書かれている。
またこの巻で ライレー の友人カーラは1人でカフェを営業していた時、2人の男たちにレイプされた。落ち込んで何日も寝込んでいたが、友人のロコ、彼はクラッチェの刑務所仲間で彼も夜の世界に精通しているので、男たちを見つけだし復讐した。いわゆる私刑、リンチである。
その頃、Riley は人身売買、特に若い女の子の人身売買を調査していて、憤慨して少し落ち込んでいた。
またライレーはカーラのカフェで女性のコックと知り合い、気があっておしゃべりをする。
その女性の経営するレストランはKiezにあり、レストランというよりも若者が集まるような音楽がガンガン響くバーのような所で、ライレー は1度、弁護士を誘って一緒に行ったことがあった。しかし雰囲気とは違ってお料理はとても美味しかった。
ライレー はファーラーをそのレストランに招待した。ライレー は魚料理を注文し、ファーラーは Knastpralinen ( 肉団子 ) を注文した。
ライレー は今回の事件をファーラーに相談しながら説明していて、ふと気がついた。
肉団子を食べようとしていたファーラーに食べないで!と叫び、厨房に入った。
また今回もネタバレ。
