消防署跡地、地中杭抜けず福知山市が売却計画変更
両丹日日新聞 3月17日(日)17時11分配信

建物本体はすでに撤去済みだが、地中には抜けない多数の杭が残る

 福知山市が共同住宅用地として売却を目指している北本町一区の旧福知山消防署跡地の建物解体工事で、打ち込んであった地中杭が抜けない事態となり、売却募集を当面中止することになった。

 跡地はもともと湿田地で、地盤強化で打ち込んだ杭の周りを固定するためのセメントがあることは事前にわかっていた。しかし、セメントが想定外の強度と広がりを持っていて、64本中56本(直径25-35センチ、長さ8-13メートル)が抜けない状況になっている。
 
 現行の解体工事は、契約金約5000万円から杭の未撤去分(概算500万円)を減額して予定通り22日の工期で完了させる。
 
 杭の撤去は、新年度補正予算で別工事として入札にかける方向で進める。
 
 跡地売却の入札が不成立となり、先着随意契約に切り替えて募集を再開しようと準備している最中の思わぬハプニングとなった。撤去できた段階の情勢を踏まえて、募集方法から整理し、再度売却への道すじを立てたいという。

こういう土地って地震に弱いんだよね