潜水艦3曹は自殺の可能性 いじめやパワハラは確認されず
2013.2.19 18:12 [westピックアップ]
 海上自衛隊は19日、和歌山県沖を航行中の潜水艦そうりゅう(呉基地所属)艦内で昨年10月に死亡した乗組員の男性3等海曹=当時(20)=は、自殺だった可能性が極めて高いとの調査結果を発表した。同僚ら約70人への聞き取り調査で、いじめやパワーハラスメントなどは確認されなかったという。

 海自によると、3曹は入隊約5年で、そうりゅうでの勤務は約半年。艦内のロッカーから、人生についての悩みを書いたメモが見つかったり、同僚に潜水艦勤務への不安を漏らしたりしたことはあったが、自殺と直結するトラブルなどは分からなかったという。

 遺体が見つかった場所が潜水時に海水が入り込む艦橋セイルだったが、航行は手順通り行われており、海自は3曹が自らの意思で入ったと判断した。