「私が死ねば救われるのか」市教委、抗議の自殺予告?丸1日放置 桜宮高2自殺
産経新聞 1月21日(月)10時0分配信

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校門前には花束が供えられていた=9日夜、大阪市都島区の桜宮高校(写真:産経新聞)
 大阪市立桜宮高の男子生徒=当時(17)=が自殺した問題に絡み、橋下徹市長が同校体育系2科の入試中止を要請する中、同校の女子生徒を名乗る若い女性から大阪市役所に「私が死ねば在校生はみんな救われるんでしょうか」と自殺をほのめかすような電話があったことが20日、分かった。電話は18日夕にあったが、市教委が同校に安否確認を指示したのは19日夕で、丸1日放置したことも判明。男子生徒の自殺問題に揺れる中、市教委の対応に批判が集まりそうだ。

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 市教委によると、18日午後4時すぎ、市のコールセンターに同校在校生を名乗る若い女性から、入試中止などをめぐる橋下市長の発言の真意を確認する電話があった。女性は「『生きていたらチャンスはある』と言っていたがどういう意味か」と憤った様子で問いかけ、泣きながら「私が死ねば在校生はみんな救われるんでしょうか」と尋ねたという。橋下市長は17日の会見で「(受験生は)生きているだけで丸もうけ。またチャンスはある」と述べていた。

 コールセンターが受け付けた相談や苦情などは通常、まとめて市側に報告されるが、コールセンター側は電話の内容に緊急性があるとして18日午後9時50分ごろに市教委に電話とメールで連絡した。

 しかし、電話を受けた職員はこれを放置し、翌19日午後5時すぎに別の職員がメールに気付いて安否確認を同校に指示。女子生徒計360人全員の安全が確認できたのは午後11時前だった。電話を放置した職員は「上司に報告してすぐに対応しなければいけないという認識がなかった」と話しているという。