北海道新幹線、青函トンネルを時間限定で200キロ超走行へ
産経新聞 12月11日(火)18時45分配信
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在来線に並行して、新幹線駅の建設が進められている=11月8日、北海道木古内町の木古内駅(藤井克郎撮影)(写真:産経新聞)
国土交通省は11日、平成30年度から、青函トンネルでの北海道新幹線を、1日1往復だけ地上同等の時速200キロ超で、走行させることを決めた。青函トンネル内では新幹線も在来線の最高時速である140キロの制限がかけられるが、時間限定で制限を外す。さらに、貨物列車とすれ違うときに減速するシステムの導入などで、200キロ超走行の本数拡大を図る方針だ。
“ファーストクラス” 国内最強の新幹線には国内最強のサービスを
最高速の260キロまで出せると、青函トンネル区間で20分弱短縮でき、東京~新函館間が3時間45分と、4時間を切れるという。北海道新幹線は平成28年3月に、新青森-新函館間が開業する。青函トンネルは、在来線と共用するが、貨物列車とすれ違う際に、コンテナが風圧で破損する恐れがあり、トンネル内では140キロの速度制限がかけられる。
だが、運営するJR北海道は、最高速走行で、大幅な時間短縮を図りたく、国交省が調整してきた。この中で開業2年後をめどに、貨物などは通さない新幹線専用時間帯を、1日に2時間もうけ、1往復の新幹線を200キロ超走行させる。当初は3時間必要とされ、1日51便を運行するJR貨物からの反発があったが、2時間に短縮し、関係者の合意を得た。
さらに、国交省では200キロ超で走行している新幹線が、貨物車とすれ違う直前に、140キロまでスピードを緩めるシステムなどの開発によって、200キロ超走行を可能にできるとみている。政府は高速鉄道のインフラ輸出強化に乗り出しているが、アジア諸国では、貨物と新幹線を共用する方式のニーズが高い。国内でも両方を活用するのは、青函トンネルが初めてで、このノウハウを新幹線輸出につなげる狙いもある。
中央高速のトンネル事故のあったばかりというタイミングで?
産経新聞 12月11日(火)18時45分配信
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在来線に並行して、新幹線駅の建設が進められている=11月8日、北海道木古内町の木古内駅(藤井克郎撮影)(写真:産経新聞)
国土交通省は11日、平成30年度から、青函トンネルでの北海道新幹線を、1日1往復だけ地上同等の時速200キロ超で、走行させることを決めた。青函トンネル内では新幹線も在来線の最高時速である140キロの制限がかけられるが、時間限定で制限を外す。さらに、貨物列車とすれ違うときに減速するシステムの導入などで、200キロ超走行の本数拡大を図る方針だ。
“ファーストクラス” 国内最強の新幹線には国内最強のサービスを
最高速の260キロまで出せると、青函トンネル区間で20分弱短縮でき、東京~新函館間が3時間45分と、4時間を切れるという。北海道新幹線は平成28年3月に、新青森-新函館間が開業する。青函トンネルは、在来線と共用するが、貨物列車とすれ違う際に、コンテナが風圧で破損する恐れがあり、トンネル内では140キロの速度制限がかけられる。
だが、運営するJR北海道は、最高速走行で、大幅な時間短縮を図りたく、国交省が調整してきた。この中で開業2年後をめどに、貨物などは通さない新幹線専用時間帯を、1日に2時間もうけ、1往復の新幹線を200キロ超走行させる。当初は3時間必要とされ、1日51便を運行するJR貨物からの反発があったが、2時間に短縮し、関係者の合意を得た。
さらに、国交省では200キロ超で走行している新幹線が、貨物車とすれ違う直前に、140キロまでスピードを緩めるシステムなどの開発によって、200キロ超走行を可能にできるとみている。政府は高速鉄道のインフラ輸出強化に乗り出しているが、アジア諸国では、貨物と新幹線を共用する方式のニーズが高い。国内でも両方を活用するのは、青函トンネルが初めてで、このノウハウを新幹線輸出につなげる狙いもある。
中央高速のトンネル事故のあったばかりというタイミングで?
