毎日新聞 10月22日(月)2時31分配信


 福岡市博多区のJR博多駅で男性6人が相次いで包丁で襲われ、5人が重軽傷を負った通り魔事件で、傷害と銃刀法違反容疑で逮捕された同市博多区諸岡、無職、中野公貴(きみたか)容疑者(26)が、被害者の1人を襲う際に、背後からいきなり右腰を刺していたことが福岡県警への取材で分かった。県警は21日、被害者の死角から体の重要な部位を狙ったことを踏まえ、傷害容疑を殺人未遂容疑に切り替えて福岡地検に送検した。
 捜査関係者によると、中野容疑者が「おなかや腰のあたりを狙って刺した」と供述していることも新たに判明した。【尾垣和幸】