民家の床下から2遺体 年齢・性別は不明 兵庫・尼崎
朝日新聞デジタル 10月14日(日)20時1分配信

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捜索現場から2人目の遺体を運び出す兵庫県警の捜査車両=14日午後8時16分、兵庫県尼崎市梶ケ島
 兵庫県警は14日、兵庫県尼崎市梶ケ島の空き家の床下から、2人の遺体が見つかったと発表した。いずれも死後長期間経っており、1人は女性とみられ、もう1人の性別は不明。昨年11月にコンクリート詰めにされた女性の遺体が市内の貸倉庫で見つかる事件があり、関連の捜査で「民家に数人の遺体があると聞いた」との証言を得て家宅捜索していた。県警は殺人と死体遺棄容疑で調べる。

【動画】民家から性別不明遺体=吉山健一郎撮影

 捜査1課によると、1人目は14日正午ごろ、民家の床下の土の中から、うつぶせの状態で見つかった。着衣はなく、白髪まじりで女性とみられるという。2人目は午後7時すぎ、1人目から2メートル離れた土の中で見つかった。白骨化して性別は不明という。いずれもDNA型鑑定をして身元の特定を進める。

 民家には女性(87)が住んでいたが2003年を最後に行方不明になり、空き家になっていた。県警は女性が事件に巻き込まれた可能性があるとみている。