内柴被告初公判 被害者に“口止め”命令 検察冒頭陳述
産経新聞 9月12日(水)15時6分配信
「絶対にしていない」。アテネ、北京両五輪で金メダルに輝いた柔道家は表情を変えぬまま、はっきりと無罪を主張した。12日、東京地裁で開かれた初公判。内柴被告は、身の潔白を訴えた。一方検察側は冒頭陳述で「『きゃー』と悲鳴を上げた」などと犯行に及んだ詳細を明らかにした。
半袖の白いポロシャツにベージュのズボン姿。筋肉がはち切れんばかりに盛り上がり、以前よりややふっくらとした内柴被告は、傍聴席を見回した後、弁護人の前の席に座り、拳を握り締めて開廷を待った。
内柴被告は、緊張した面持ちで証言台に立ち、「私は公訴事実にかかる行為など絶対にしていません」と無罪を主張。「公平な目で見てください」と裁判長に訴えかけた。
検察側は冒頭陳述で内柴被告の柔道家としての経歴を紹介。事件については「(女子部員が)あおむけに寝ていたところ、被告がおおいかぶさってきた」「乱暴されていると気づき、『きゃー』と悲鳴を上げましたが、被告はリモコンを手に取り、音量をあげた」などと明らかにした。
その後、部屋にかけつけた別の部員がドアをたたき、犯行は中断されたという。「内柴被告は女子部員に『自分はいない』と伝えるよう命令した」。冒頭陳述では、“口止め”したと指摘された。
一方、弁護側は性行為の前から女子部員が興奮していたと主張。遠征先から戻るバスの車中で女子部員が友人に対して、性行為について苦笑しながら話していたなどとして、女子部員と内柴被告の間に合意があったと述べた。
公判中、内柴被告は終始冷静だったが、閉廷直前には張り詰めた感情が抑えられなくなったのか、急に涙ぐみ、目頭を押さえる場面もあった。
産経新聞 9月12日(水)15時6分配信
「絶対にしていない」。アテネ、北京両五輪で金メダルに輝いた柔道家は表情を変えぬまま、はっきりと無罪を主張した。12日、東京地裁で開かれた初公判。内柴被告は、身の潔白を訴えた。一方検察側は冒頭陳述で「『きゃー』と悲鳴を上げた」などと犯行に及んだ詳細を明らかにした。
半袖の白いポロシャツにベージュのズボン姿。筋肉がはち切れんばかりに盛り上がり、以前よりややふっくらとした内柴被告は、傍聴席を見回した後、弁護人の前の席に座り、拳を握り締めて開廷を待った。
内柴被告は、緊張した面持ちで証言台に立ち、「私は公訴事実にかかる行為など絶対にしていません」と無罪を主張。「公平な目で見てください」と裁判長に訴えかけた。
検察側は冒頭陳述で内柴被告の柔道家としての経歴を紹介。事件については「(女子部員が)あおむけに寝ていたところ、被告がおおいかぶさってきた」「乱暴されていると気づき、『きゃー』と悲鳴を上げましたが、被告はリモコンを手に取り、音量をあげた」などと明らかにした。
その後、部屋にかけつけた別の部員がドアをたたき、犯行は中断されたという。「内柴被告は女子部員に『自分はいない』と伝えるよう命令した」。冒頭陳述では、“口止め”したと指摘された。
一方、弁護側は性行為の前から女子部員が興奮していたと主張。遠征先から戻るバスの車中で女子部員が友人に対して、性行為について苦笑しながら話していたなどとして、女子部員と内柴被告の間に合意があったと述べた。
公判中、内柴被告は終始冷静だったが、閉廷直前には張り詰めた感情が抑えられなくなったのか、急に涙ぐみ、目頭を押さえる場面もあった。
