<市原市議会>ヘルメット持参で定例会…つり天井危険で
毎日新聞 9月11日(火)10時47分配信
5日に開会した千葉県市原市議会で、議員らがヘルメット持参で定例会に臨む異例の事態になっている。築40年で老朽化が進む市議会議場のつり天井の耐震強度に問題があり同市は3日、「使用を中止せざるを得ない状態」と判断。だが、補修が間に合わず、当面、危険を承知で使用しなければならなくなった。傍聴席は閉鎖され、議員や市幹部はヘルメット持参で議会に臨むが、「こんな危ない場所で審議するのは怖い」と不安の声も上がっている。
【欠落の危険性…市原市議会のつり天井の写真】
市総務課によると、議場は72年建築のつり天井型。柱の補強など耐震改修の計画があったが、東日本大震災で同種のつり天井の崩落被害が相次ぎ、国が耐震基準を見直したため、市が調査を実施。天井をつるす鉄筋との接合状況に問題があり、天井の一部欠落などの危険性が判明した。
市は傍聴席をすべて閉鎖し、別室に議会中継用のモニターを用意。議員や市幹部にヘルメット持参を求めた。
市は定例会終了後、専門家などを交えて危険性の検証や対応策などを検討するという。【斎川瞳】
毎日新聞 9月11日(火)10時47分配信
5日に開会した千葉県市原市議会で、議員らがヘルメット持参で定例会に臨む異例の事態になっている。築40年で老朽化が進む市議会議場のつり天井の耐震強度に問題があり同市は3日、「使用を中止せざるを得ない状態」と判断。だが、補修が間に合わず、当面、危険を承知で使用しなければならなくなった。傍聴席は閉鎖され、議員や市幹部はヘルメット持参で議会に臨むが、「こんな危ない場所で審議するのは怖い」と不安の声も上がっている。
【欠落の危険性…市原市議会のつり天井の写真】
市総務課によると、議場は72年建築のつり天井型。柱の補強など耐震改修の計画があったが、東日本大震災で同種のつり天井の崩落被害が相次ぎ、国が耐震基準を見直したため、市が調査を実施。天井をつるす鉄筋との接合状況に問題があり、天井の一部欠落などの危険性が判明した。
市は傍聴席をすべて閉鎖し、別室に議会中継用のモニターを用意。議員や市幹部にヘルメット持参を求めた。
市は定例会終了後、専門家などを交えて危険性の検証や対応策などを検討するという。【斎川瞳】
