竹島を韓国が占拠するようになったはじめは戦後の1952年の韓国の大統領李承晩が一方的に国境を主張した「李承晩ライン」を定めたことによる。1953年には駐屯を始める。
 つまりは李承晩がはじめたことなのだが、ここにひとつの問題がある。李承晩はアメリカの傀儡のような政権でもあった。李承晩を否定することはアメリカを否定することになる。
 竹島問題でアメリカが日本の味方になってくれることを期待することは、非常に難しい。

初期の段階から日本が強く抗議して、場合によっては武力行使をしていれば、こういう事態にはならなかったかもしれない。

 このように東西冷戦の混乱期に乗じて不法に占拠してきたということでは、北方領土とも非常に似ている。

 尖閣や沖ノ鳥島でも同じ愚を繰り返さないようにしなければならない。