夏のウナギに続き秋のサンマも高騰? 推定資源量激減と水産庁予測
SankeiBiz 8月1日(水)8時15分配信
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東京都内の百貨店の鮮魚売り場に並んだ1000円のサンマ(写真:フジサンケイビジネスアイ)
水産庁は31日、北西太平洋のサンマの推定資源量は2012年に160万トンと、11年の3分の2に減少するとの長期予測を発表した。推定資源量は例年、実際の漁獲量とほぼ比例する傾向にあり、漁獲量は大幅に減る可能性が高い。夏のウナギに続き、「秋の味覚」を代表するサンマの価格も高騰しそうだ。
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水産庁によると、サンマの推定資源量は08年の398万トンをピークに2年連続で減少した後、11年はやや回復していた。12年は資源量の減少に加え、海水温が平年より高めに推移すると予想され、低温を好むサンマは「魚群が日本に来遊するまで時間がかかる」(水産庁)とみられている。
実際、北海道で8日に解禁された早漁期の出足も鈍い。10トン未満の小型漁船が所属する「道東小型さんま漁業協議会」によると、29日までに釧路など4漁港で水揚げされた漁獲量は、昨年の同時期と比べ、6分の1以下に落ち込んでいる。
早くも高値の動きが出ている。東京・築地市場で北海道の生サンマ1キロ当たりの卸売価格は7月第3週(13~19日)が前年同時比24%増の1533円、第4週(20~26日)も5%増の1869円と高値が続く。
東京都内の大手百貨店の生鮮売り場では、小ぶりのサンマが1匹1000円で売りに出された。「品数が少なく、どうしても高値になる」(担当者)という。
SankeiBiz 8月1日(水)8時15分配信
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東京都内の百貨店の鮮魚売り場に並んだ1000円のサンマ(写真:フジサンケイビジネスアイ)
水産庁は31日、北西太平洋のサンマの推定資源量は2012年に160万トンと、11年の3分の2に減少するとの長期予測を発表した。推定資源量は例年、実際の漁獲量とほぼ比例する傾向にあり、漁獲量は大幅に減る可能性が高い。夏のウナギに続き、「秋の味覚」を代表するサンマの価格も高騰しそうだ。
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水産庁によると、サンマの推定資源量は08年の398万トンをピークに2年連続で減少した後、11年はやや回復していた。12年は資源量の減少に加え、海水温が平年より高めに推移すると予想され、低温を好むサンマは「魚群が日本に来遊するまで時間がかかる」(水産庁)とみられている。
実際、北海道で8日に解禁された早漁期の出足も鈍い。10トン未満の小型漁船が所属する「道東小型さんま漁業協議会」によると、29日までに釧路など4漁港で水揚げされた漁獲量は、昨年の同時期と比べ、6分の1以下に落ち込んでいる。
早くも高値の動きが出ている。東京・築地市場で北海道の生サンマ1キロ当たりの卸売価格は7月第3週(13~19日)が前年同時比24%増の1533円、第4週(20~26日)も5%増の1869円と高値が続く。
東京都内の大手百貨店の生鮮売り場では、小ぶりのサンマが1匹1000円で売りに出された。「品数が少なく、どうしても高値になる」(担当者)という。
