この程度でもマジックアワーになるのかな?

 

11月は定期血液検査の月だった。
相変わらず基準値「0-37」のCA19-9は238という高値のまま。
ずっとそれくらいの高値で推移している。
ちなみにCRP定量もずっと基準値大幅オーバーのまま推移している。
これは炎症が起きると高値になるやつだけど
CTでは膵臓あたりに異常は無さそうだし
主治医は「そういう体質だということにしよう」と
爆  笑
来年2月は5年経過ということでPET/CTをするから
「もし何かあればそこで引っかかるだろうしね」って。
体質かぁ?まぁ確かにいろいろ変な体質ではあるけどね(笑)
告知からはもう5年経過しているけれど
主治医は放射線治療が終わってから経過観察という方針なので
2017年3月から計算して来年2月で5年になる。
「10年は経過観察するから」の方針の主治医だから
5年経過しても無罪放免とはならないみたいだけどね。

2017年、治療が終わって経過観察になってから患者会に参加してみた。
セミナーがあってその後患者のおしゃべり会。
いくつかのグループに分かれ、ファシリテーターがいてのおしゃべり会。
いろんなおしゃべりをするものだと思って参加した。
ただおしゃべりといってもある程度のテーマ性はあるとは思っていたけれど
特に「こういう話をしたい!」という希望がなかったので話を聞いていた。
私があまり発言しなかったことを気にかけてくれたつもりなのだろう。
今特に悩みは無いと言った私にファシリテーターの方が投げかけた言葉。

「失礼ですけど、悩みが無いのになぜ参加しようと思ったのですか?」

言葉に詰まった・・・
がん患者として同じ病の人の話を聞いてみたい
そんな理由ではいけなかったのか
悩みが無ければ参加するべきじゃなかったのか
どう答えれば良いのか解らなくて笑ってみた。

世の中は不公平と不条理で成り立っている。
唯一公平なのは誰でもみんな必ず死ぬということだけ。
だから理不尽さにいちいち悩んでいたら生きていけない。

理不尽さに悩み続けていれば鬱の谷間に落ちる。
それが、私が子供時代の体験から得た人生の教訓。

その教訓が”がん”も受け入れてしまったのだろう、仕方ないよねと。
悩んで何とかなるならいくらでも悩むけれど
どうにもならないことを悩んでいても仕方ない。

”がん”は私にはどうにもならないことだった。
だからその時の私には悩みは無かった。
確かに、悩みが無いのにどうして参加しちゃったのかなと思う。
何かを悩まなければ普通の人ではないのだろう。
おしゃべり会というのはきっと普通の人が集まる場所なんだろう。
私は場違いな人間になってしまうのだろうなと感じた。
それ以来セミナーには行くけどおしゃべり会は参加したことがない。

せっかくもらったおまけの人生は楽しく過ごそう。
音楽に救われていたことを思い出したのだから
わんこに毎日笑わせてもらって好きな音楽を聴いて過ごそう。
だから・・・このブログは今後わんこと音楽メインにします。
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