「あー痛え」

指を切ってしまったのはついさっきの出来事。
慣れないことをするから、と
情けない自分自身に苛ついてくる。
あーまじで痛えわ。
出血が止まらないし、
指先がじんじんする。

「おーい跡部そっちは切れた?って
跡部血まみれじゃん!
おーい先生!!」

「お、おいちょっと待て!
大声出すなって!」

予想通りこの騒ぎに沢山の人が集まってきた。

「やっぱり跡部はこういうコトしちゃダメだよ」
「そうよ。似合わないわよ」

好き勝手に自分を評価されるのは、一番嫌いだ。
さらな先生までもが大騒ぎして、
家庭科授業どころではない。
この騒ぎを引き起こしたジローは笑って傍観中。

「てめぇら、覚えてろよ!」

担架を切った。
その日からシェフに料理指導してもらい、
次の授業にはカンペキなフレンチを披露してやった。
ただ一人を除いて、クラス中ただ絶賛。
当たり前だ。

「これ以上カンペキにならなくても...
もとの跡部の方が可愛かったのになぁ。」

もちろんジローには悪いが、
聞こえない振りをして笑っていた。
「何聴いてんの?」

そうジローが俺に言ったと気付いたのは
ジローが何度も俺に叫んでからだ。

「跡部の耳なんて悪くなればいい」

ぼそっとそう呟いた言葉は聞こえない振りして
さっきの質問に答えた。

「ロストマン」

「また?跡部ってハマルと何度も繰り返して聴くタイプだよね。」

「何か文句あんのか」

「別に~!」

確かに流行の曲なんか、興味ない。
ただ、この曲はこの時期になると聴きたくなるだけだ。

「ま、いいや」

そういってまた俺の隣で眠りはじめた。
外は真夏真っ盛り。
クーラーのきいた俺の部屋で昼寝中の
誰かさんの邪魔をしないよう、
俺はまたイヤホンを着けた。

リピートをオンにした。
耳に流れる曲は、やっぱりロストマン。
そりゃ誰だってカッコよく生きたいさ。

「おい、お前また授業サボりかよ。」

久々に青い空が広がるいい天気。
絶好の昼寝日和。

「跡部も仲間じゃん。」

「バーカ。もう昼だ。」

確かにいつもは静かな校舎から
賑わう声がきこえる。

「いい加減に授業でたらどうだ?」

「嫌だね。」

しかし跡部は俺がそういっても、怒りはしなかった。
多分俺が授業に真面目にでたらでたらで
気味悪いとかいうんだろうな。

まぁいいや。
俺は俺のペースでいくから。
跡部が跡部らしく生きてるように。
ま、やっぱり自分の生きたいように生きるのが
簡単なようで難しいってね。
ま、やっぱそれが一番カッコいいと、
勝手に俺は思っているよ。

横には跡部が弁当も広げず寝転がっている。
ホント跡部も勝手だなぁ。
さっき俺にサボるな言ったのは、誰だっけ?
「ちくしょー。」

そうつぶやいて雨雲を睨む先輩の後ろ姿を
最近良く見かけるようになった。
梅雨の時期になると、宍戸さんは不機嫌になる。
それがテニスができないからだと言うことは明らかだ。
だけどコートを雨ざらしにするわけもいかない。

「あのー...」

「...んだよ...」

イライラで俺を睨む宍戸さん。
少し怖いけど思いきって言った。

「俺、インドアでできるいいトコ知ってますよ。」

少し遠いけどできないよりはずっといい。
跡部部長には悪いけど、
一日抜け駆けしてテニスしちゃいますね。

それに誰だって宍戸さんの嬉しそうな顔みたら
テニスしたくなりますって!
その日はいつもに増して
ジローのように眠たい顔をしている奴が
多かった。

跡部でさえもあくびを噛み殺しながら
必死で練習の指示をしていた。

「我慢しないで今日はもうやめよーよ。」

「あーん?冗談じゃねぇよ、こんな大事な時期に。」

しかしよく見ると、ジローと一緒に
レギュラー陣が日陰で休んでいた。

「跡部も今朝はワールドカップの為早起きしたんでしょ?」

「バーカ。ジャンル違ーよ。」

「跡部、まずクマ隠してからそういう事をいわんと、
バレバレや。」


だって欲しいモノは彼らと何一つかわらないから。」

本当に申し訳ないのですが...

しばらくの間、自由にパソコンが使えなくなりそうで

本当に更新ができなさそうです。

パソコンも本当にいつ直るのやら...

そのため、FTPをつかっていろいろアップロード...

などなどそういうことができなくなりそうなのです。

というわけでしばらくサイト自体に動きはないと思われます...

本当に申し訳ございません!!!


しかし、ちゃんとした更新の変わりに、

このブログをつかって、いろいろショートストーリーでも

書こうかなぁ、と思っているところです。


氷帝のみんなの些細な日常を、

小さく細かく切り取れるように。

彼らの等身大の夏を、本当に些細な日常をそのまま。

っていうのが今年の夏の目標です。

なぜかは判りませんが、

急にパソコンが立ち上がらなくなりました...

あー。あの中には今までの小説はもちろん、

執筆中のもあったはずだ...そしてこのサイトのいろいろなファイルも

全部あったのに...バックアップとっていなかったせいで

今大変です。後でハードディスクを読み取れればいいのですが...

というわけでしばらく更新ができませんでした。

そしてこれからも更新ができるかどうかわかりません(汗。

みなさま本当にご迷惑をおかけします...

>ギィルさま

というわけで返信はまたまた遅くなってしまいます。

本当に申し訳ありません...沢山感想をいただいて

私は本当にうれしく、有頂天になりました。

そしてコラボがちゃんと他の人にも素敵といってもらえると、

次のコラボにも力が入りますね。もうしばらくお待ちくださいませ...

やれやれ、やっと僕鳥シリーズが完結したわけですが、

他にも実は番外編見たいな事を考えているので

結局なんか完結してないわけですよねぇ...

でも、どうしても最終回のタイトルは僕らは飛べない鳥がよかった...

というわけで、そのうち「あれから3日後」の話と

「あれから3年後」の話を書きたいなぁーと。

彼らが高校生になったとき、どうなんだろーって想像するのは楽しいです。

将来は跡部はどういう風になってんだろーとか。

跡部は大学はきっとイギリスで専攻は経済とかかなーとか、

ジローが慶応ボーイになったら笑えるなーとか、

忍足は絶対京大だろうなーとか...

まぁ、どうなるのか、私には全くわからないけれど、

仲間との別れを乗り越えて、そこから

幸せになって欲しいのは確かです。


僕鳥シリーズは大人になっていく彼らが立ち向かう、

「パラドクシカル」な感情がテーマなので、

何かハッピーエンディングではなかったけれど、

実際には人生はそんなもんだろうって思っています。

それに、ハッピーエンディングというのは人生ではありえないのですから。

卒業しても、そこで終わりじゃない。だから、そこからまた成長していって欲しいです。


さて、偉そうに語るのはここまでにしておきます。


何故なら...

次の日読み返してみると、JIRO SIDEに誤字脱字がいっぱい...

ぎゃーっと、悲鳴を上げながら早速直しました。

本当に見苦しくてすみませんでした...


さて、これから何しようかなぁーって思ってます。

もっとサイトを見やすく、そして使い勝手をよくしたいなーとか、

僕鳥シリーズ専用部屋をオープンしたいなーとか、

もっと素敵なサイト様のブックマークをいれたいなーとか...

本当に色々。

もっと等身大の彼らの姿を書きたいな、とも思います。

とてつもなくピュアで輝く青春時代。

あー、なんかおばさん臭くていやですね、こんなことを書くと。

ついについに、やっとこの日がやってまいりました。

私が、ずっと温めていた自分の氷帝ストーリーを

やっと完成させることができました。

この日が対に来たことを、本当に嬉しく思っています。

季節外れになってしまいましたが、

今まで冬に挫折しそうになったり、色々ありました...

だけど、今はやっと自分の複雑な想いを小説に載せて

やっと完成できたという充実感でいっぱいです。

私を今までサポートしてくださった皆様、

本当にありがとうございました。


さて、今回は3つの作品とも「卒業」がテーマです。

日本語では「卒業」というと、終わりという意味で、

別れのイメージがとても強いですが、

アメリカでは「Commencement」という言葉を使います。

その意味は出会い。だから卒業は別れではなく、

新たな道への門出なのです。


OCEAN」は仁王を中心に立海その後...という感じ。

仁王にスポットライトを当てたので、彼が跡部との交流で

どういう風に変わったのか...などなど色々考えました。

BGMはB'zのOCEAN。素敵なバラードです。

そして、「くだらない唄」と「僕らは飛べない鳥

二つとも、この作品を書き始めるときから書きたかった話です。

くだらない唄はBUMPの曲からつけました。

ストーリーそのままが曲からきました。

絶対これはこの三人の関係だ!と断定して...

そして僕らは飛べない鳥...これは絶対最後にと決めておきました。

このサイトのコンセプト、小説全てを代表する作品、というわけです。

かなり色々詰め込んだ感がありますが...

言いたいことを言えて、そしてイメージソングのロストマンの

モチーフも一応使えて書いた本人は満足しております。


そしてリニューアル「僕らは飛べない鳥」。

すてきな写真はCab#195様から。

これもずっと大切な素材として温めていました。

メニューが画像で少し重いかもしれないなぁ、

と思ったのですが...すみません。デザイン重視しました。


もしかしたらこれを公開出来ないかもしれない、という

不安もあったのですが、ちゃんとできて本当に嬉しいです。

本当にありがとうございました。

色々なトラブルがありましたが、

何とかギィル様とのコラボ第二弾、Origin of LoveをUPしました。

僭越ながら私がテーマを提供させていただきました。

テーマはHOME。私の仲でそのときなぜかB'zのHOMEが流れていたので。

もちろん執筆中はHOMEを聴きながら書かせていただきました。

雰囲気はちょっと違いますけれどね...


さて、せっかくなのでここで言わせていただきます。

これ、大好きなんです!!!

素敵なストーリーを考えてくださったギィル様に感謝感謝です。

繊細なお話の雰囲気を壊さないように、頑張って背伸びして書きました。

どうでしょう?結構自分でも気に入ってます。自画自賛です。

でも、書いたのを好き、と胸を張っていえる作品は

これからも、ずっと、とても大切にしていけると私は思います。


ギィル様、何かコメントを書くのを遅れてすみません。

そして素敵なストーリーをありがとうございました。

ギィル様が居なければ、この話は完成することはなかったのです。

二つで一つ。

これが今回の隠れテーマです。