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としやのブログ

徳島県在住の看護師です。

TOHOシネマズ梅田で鑑賞。


 実写化困難と言われたマンガの映画化。

映画は中学生編、高校生編に分かれています。現在のパートは高校生編。主人公の春日君は生気の抜けた風貌で無為に毎日を過ごしている。中学時代の強烈な体験に囚われて前に進めない様子。
徐々に明らかになる中学時代の記憶。ある事がきっかけでクラスの変わり者仲村さんと主従関係を結んでしまう。
ボードレールの「悪の華」に心酔し、密かに普通の市民生活を呪う春日にその素養を見つけた仲村さんは、様々な背徳行為を春日に強制します。
最初は良心との板挟みに悩んでいた彼もついに自分の内の変態性を自覚して自己を開放して行きます。

精々R-12作品なので描写は過激ではありませんが、SとMの精神性はちゃんと描かれています。
後半、主従関係から一方的に放逐された春日の心の成長、世にはびこる偽善への対抗手段として描かれる悪徳や悪意の自由さ。などテーマとは逆に作品の印象は意外にも爽やかです。

仲村さん役の玉城ティナのどの登場人物とも相入れることない異物感が役にピッタリはまっています。


地獄少女の実写版にも主演。


こちらはボードレールの悪の華に心酔した少女達が悪の限りを尽くし闇堕ちするフランス映画。