東京、暑くなってきましたね。
ていうか、北海道が、今一番暑いとか。
良く分からない話ですね。
今日も元気に2L飲み干しました。
最近は、もう朝現場に着いた時から買うようにしています。
そして、呑みながら仕事です。
手は休めない。
初セリの御祝い相場というのは、実際、お金がある人じゃないと出来ません。
それが出来る人は、市場の買い手の中でも、限られた人だけです。
昔、私が植木市場に居た頃の話ですが。。。
当時、私が居た植木市場で、御祝い相場が出来る人は、とても限られていました。
その中で筆頭格は、とある新興宗教の教祖でした。
この人は、私達みたいな植木業者とは格が違っていて、とにかくお金がありました。
高値でバンバン競り落としていたんですね。
この人が買いに来た時は、私はいつも静か。。。というか、もう静かにしようが騒ごうが、この人には勝てなかったんです。
通常の3倍くらいの値段で買うのですから。
さて。
そんな新年の初セリで、いつものように教祖がやってきました。
で、市場の人も、御祝い相場を出してもらおうと、接待するわけですね。
日本酒を出して、わいわいやって、教祖を持ち上げるわけです。
高値で売れた方が市場は儲かりますからね。
で。
実は我々業者も、持ち上げるわけです。
「教祖が初セリに来ないと、やっぱりダメだよね。」とか調子の良い事を言って。
もしくは、相場を吊り上げようと、仕掛ける人も居ます。
「さあ、勝負だ!」とか言いながら、ガンガン値段を吊り上げるわけです。
何故かというと、年に一度は生産者に儲けてもらいたいからです。
市場というのは、常に買い手が上位なんですね。
基本的には、売り手が損する世界なんです。
だって、値段を決めてるのは、買い手ですから。
買い手が値を付けて、初めて商品が売れる。
それを売り手は、黙ってみてるしか無いんです。
中にはサシ値を付けたり(値段の最低額を売り手が付ける)、サクラを雇って値段を吊り上げる売り手も居るにはいますが、そういうのは百戦錬磨の売り手には大体バレてしまい、値段が上がらない事の方が多いです。
で、常に売り手が我慢しているわけですから、年に一度は儲けてもらおうと。
そして、また一年我慢してもらおうというのが、実は御祝い相場の狙いだったりします。
で、酔っぱらった教祖は、「よし!負けるか!」と言いながら、値段を吊り上げていく。
結果、とんでもない価格になりますが、教祖は特に気にしないというか、むしろ御機嫌です。
みんなが、「おおおおお!」とか言いながら、驚いたフリをして、「凄いな~」とか言いながら、笑い合うわけです。
主役は教祖で、教祖が一番笑ってるという絵です。
で、これが裏でみんながグルになってるかというと、実はそうじゃないんです。
買い手はみんな百戦錬磨で、相場を知り尽くしている人達です。
普段勝負し合ってる人間同士が、初セリだけは一時休戦。
阿吽の呼吸で値段を吊り上げ、最後は教祖に押し付けるわけですね。
あと、まあみんな、初セリは酔っぱらってますからね(笑)
もうお祭りなわけですよ。
例えていうと。
年に一度は、祭りがあっていいと思います。
祭りが無いと、つまらないじゃないですか。
ビジネスビジネスで、年中走って最後死んでも、結局あの世にはお金は持っていけないんですから。