<walk51日目>「ハミャ~ン」 | walk9/韓国巡礼

<walk51日目>「ハミャ~ン」

今日は馬山大学からスタートしました。
国道をひとしきり歩きました。
車が沢山行き交う道路の両脇には小さな山がありました。
虫、鳥、木々が「ようこそ韓国へ」と歓迎してくれているようでした。

そしてお昼前に咸安博物館に到着しました。
ここ咸安は昔々伽耶という国でした。
博物館の外観中心部には咸安のシンボルマークである「灯火」模様が大胆に
デザインされていました。
伽耶時代につくられた37個の古墳群内に博物館はあり、館内には先史時代の
遺物から近代遺物など多様に展示してありました。
中でも特に古代伽耶国に関する遺物(石核、土器、耳飾、馬甲など…)が
中心となって展示されていました。
始めて朝鮮半島から日本へ流れていったご先祖様が残した遺物や文化に触れ、
古代人の偉大さに圧倒されました。

そんなご先祖様がくらしていた咸安地域をwalkしていましたが、
雲行きが怪しくなってきたのでチョンジャ(あずまや)で休む事にしました。
近くで農家のハルモニ達が乾燥中のもみがらを一生懸命に急いで袋に
入れようとしていました。
韓国メンバーのフニが「手伝おうか!」と言い出しました。
作業はとてもハードでした。
本当に昔の人は強いなぁ、たくましいなぁと感心しました。尊敬します。
でもやはり体は痛いのです。
若い力を惜しげもなく捧げました。
ハルモニ達も私達もとても楽しくて嬉しくてありがたくて、
これぞ「交流」!交わり、流すという素晴らしい循環時間が流れました。
これだけでも楽しくて満足なのに仕事が終わると、柿やラーメンをご馳走してくださいました。
本当においしかったです。
チャル モゴッスムニダ。(ご馳走様でした)
韓国に来て本当に沢山の恩恵を受けています。
今この瞬間にも、今この瞬間ここにいなくても影でも支えてくださっている全てに
感謝の気持ちを送ります。
ありがとうございます。
カムサハムニダ.

夜にはアリランをハングルで練習しました。
韓国メンバー、オカリナ青年のテジュがアリランについて色々話してくれました。
アリランには人の数だけ解釈がある。哲学がある。
色んな解釈がある中でもテジュのお父さんの解釈が皆の心に届いたようです。

アリラン アリラン アラリヨ
アリラン コゲロ ノモカンダ
ナルル ポリゴ カシヌンニムン
シムリド モッカソ パルピョンナンダ


アリラン=宇宙
アリラン宇宙を越えていく
心を おいたまま 先をいこうとして
己を 傷つける


その後、皆オリジナルアリランでそれぞれがそのままに「今」を表現しました。
楽しくて熱くて溶けて繋がって「国」を超えて一つでした。
あたりまえの風景。
音楽はいつも繋いでくれます。
おとのちから。

明日も歩きます。

ぢょんみ