10月21日 | walk9/韓国巡礼

10月21日

何の疑いももたずに世間を愉しんでいる人たちは幸福だ。悟りをひらいて世間を超越してしまった聖者たちも幸福だ。でも、その中間にいる者は死ぬ目にあう。

これはインドの僧院の修行僧たちの間で語られているジョークだそうです。

ヨンさまを追っかけ、ショッピングを楽しむ韓国旅行者たちは幸福でしょう。また、平和を求め、自己の内に平和を確立した人たちも幸福でしょう。しかし、東アジアの現実を憂え、平和を求めて歩きはじめた私たちは、多くの障害に直面してとまどいます。

あるとき泊めていただいたお寺に「忍耐」という書が掲げられていました。耐という字の寸のタテ線が長く伸ばして書かれていました。修行には、ちょっとの忍耐ではなく、長い忍耐が必要だという意味でしょう。
その書から、この巡礼の期間を通して、忍耐が必要であることを教えられました。