10月12日 | walk9/韓国巡礼

10月12日

7世紀に朝鮮半島を統一した新羅の文武王は、死後竜になって国を護ろうと東海の海中に自分の墓を造らせました。

今日のウォークの終了地点はその海中陵のある海岸でした。100mほど沖に岩礁があって、その中央にお墓があるそうです。

半島を統一した新羅は、そのまま日本列島をも支配する勢いで、文武王に敗れて半島を追われて列島に渡った百済人は、新羅に対抗するために急いで大和王朝を中心にした新しい統一国家をつくりました。それが日本です。
文武王はその日本から新羅を護るために海に身を沈めて竜神になったのでした。つまり文武王こそ、1500年にわたってつづいた列島と半島の確執の中心にいた人でした。

今日のウォークには地元のフリースクールの子供たち10数人が参加してくれました。10歳から15歳の、なぜか女の子ばかりで、とても賑やかで花やかになりました。
その子供たちがwalk9を、文武王のお墓へ案内してくれたように思われました。

海中陵を望む海岸で、文武竜王さまに謝罪と和解の祈りを捧げました。
そのときに、ふと、こんなことに気づきました。
この竜王こそ、日本が憲法9条を護るようにwalk9を韓国へ呼んで、巡礼を見守ってくださっている観音さまではなかったのかと。

救世観音さま、願わくば、あなたの生命平和の悲願の道の上を、walk9が迷うことなく歩きつづけることができますように、これからもどうぞお導きください。