walk9/韓国巡礼メルマガ「東アジアかわら版」vol.2 | walk9/韓国巡礼

walk9/韓国巡礼メルマガ「東アジアかわら版」vol.2

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walk9/韓国巡礼メルマガ「東アジアかわら版」vol.2

               発行:東アジア堂
                  発行日:2009.2.8

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こんにちは。『東アジア堂』です。
先日のメルマガ第一弾にはたくさんの方から共感のメールを
いただき、東アジア堂メンバー一堂うれしく思うと同時に、今回
の韓国巡礼の重要性をかみしめています。
これからもたくさんの方にwalkに関わっていただき、一緒に
東アジアに平和ムーブメントを起こしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

<目次>

○ メルマガ第一弾の反響
○ 前田憲二監督にお話を聴きに行ってきました。
○ 【募集】「walk9/韓国巡礼」で訪れるといいところ
○ 2/22「walk9/韓国巡礼」プレイベント第一弾詳細
○ 【感想】前田憲二監督『神々の履歴書』
○ 新「東アジア堂」メンバー紹介

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○ メルマガ第一弾の反響

先日のメルマガ第一弾にはたくさんの反響をいただきました。
そのうちのいくつかをご紹介させていただきます。

・ 今現在韓国を歩かれている宮田ゆうじさんから
「world march for peace and nonviolence」(http://www.marchamundial.org/

という世界行進が今年世界中で行われ、10月中旬に韓国を
行進するという連絡をいただき、「walk9/韓国巡礼」がその
行進とコラボレーションして韓国をウォークしたら素晴らしい
平和ウォークになるのではないか、という提案をしていただ
きました。ぜひコラボしていきたいと思っています。また進展
があればメルマガで報告させていただきます。

・ 2010年8月29日、韓国併合から100年目にあたる日に
日本と韓国で同時に和解のためのアクションをしよう、その
ためのゆるやかなネットワークをつくっていこうとされている
「100年ネット」(http://ameblo.jp/100net/)の増田都子さん、
オム・チャンジュンさん、岡田卓己さんから連絡をいただきました。
ぜひつながっていきたいと思っています。こちらも進展があれば
報告させていただきます。

・東アジア堂メンバーが8人になりました。今後新たなメンバー
の紹介もメルマガにてさせていただきます。まだまだ募集して
いますので、ぜひぜひご参加ください。

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○ 前田憲二監督にお話を聴きに行ってきました。

先日(1月21日)に前田憲二監督にお会いするために、ハヌ
ルハウスの事務所にお伺いしました。

僕が監督にはじめてお会いしたのは、昨年の12月6日に池袋
の芸術劇場での講演(「渡来人と日本列島」)でした。
その日の監督のお話はプログラムの関係で短く、あっという間
に時間が過ぎてしまいました。
もっとお話を聞きたかったのと、僕らがこれからやろうとしている
「walk9/韓国巡礼」のことをお伝えしたいと思い、ハヌルハウス
にお伺いすることにしました。ハヌルハウスには、前田監督と
菅沼さんと事務をなさっている広沢さんと受験で日本に来ている
アキラくんがいました。
その日伺った東アジア堂のメンバー3人は日本と韓国の歴史を
学びはじめたばかりなので「一体何を聞いたら良いのやら」と
緊張していたのですが、
お話しして行く中で、監督の最新映画である「耳塚(仮)」の
編集作業が大分進んでいて、4月には上映できるということや、
今はナレーションを入れようとしているということなどをお聞きしました。

豊臣秀吉と言えば、織田信長に仕え、農民から太閤にまでなっ
た英雄のように思っていましたが。秀吉が朝鮮に出兵して耳や
鼻を切り取って塩漬けにして持ち帰るように命令していたと聞
いて、本当に驚きました。
僕らは、一昨年にスタートしたwalk9がきっかけで韓国を歩く
ことになったことや、その準備のために去年の9月に江華島の
マニ山に登り、お祈りをして島を歩いたこと、韓国を5年歩き
続けている道法(ドッポ)上人の一団がたまたまソウル市内を
歩いていて、一緒に歩いたことなどをお伝えしました。
監督は「ウォークの趣旨はとても素晴らしいから、それを具体
化するためにどういう交流をし、歩いて行くのか今から考えな
さい、僕もヒントはあげるから自分たちで考えなさい」と言って
くれました。

前田監督のお話は、ただ歴史を調べて話しているのではなく、
実際に現地へ行って見て感じたことをお話ししていたので、本
当に重みがありリアルで、とても興味深かったです。(櫛田)

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○ 【募集】「walk9/韓国巡礼」で訪れるといいところ

前田監督のお話を受け、東アジア堂メンバーで「どういう交
流をしていきたいか」「どのようなところを訪れたいか」話し
合いました。

<どういう交流をしたいか>
・ 要所要所で日本人と韓国人が一緒にお祈りし、謝罪する。
そして2度とこの地で戦争を起こさないこと、これから平和を
つくりだすことを誓う。
・ 何か所かで地元の人たちと一緒にイベントやお祭りを行なう。
・ walkに参加した人たちと話し合う時間を毎日少しでも持ちたい。
お互いの国が抱えている(平和的、地域的、社会的、環境的)
課題や、具体化したい平和の形、東アジアの未来について
話し合いたい。
・週末にその地域の人と話し合う勉強会のような会を開きたい。

<どのような場所を訪れたいか>
・ 日本と朝鮮半島のつながりを感じられるところ
・ 謝罪やお祈りが必要な場所
・ 東アジア全体で今後考えていくべき課題のあるところ
(政治、経済、原発、環境問題など)
・ 日本人、韓国人であることを越えて人類として心の交流を続けた
人たちの足跡を辿る
・ 日本がまだ日本でなかったころ、渡ってきた多くの渡来人たち
のルーツを訪ねる
・ 平和を実現しようとしているところ、これからの東アジアの課題
を解決するために参考となるようなところ

これから東アジア堂で上に記したような場所について勉強し、
訪れる場所を決めていきたいと思っているのですが、
このメルマガを読んでいるみなさんにもここを訪れたらいい、とか、
ここがオススメとか、ここに知り合いがいるとかありましたら
ぜひ教えていただきたいと思っています。
ここの景色がきれい、でも、ここの人たちはあたたかい、でも
何でもかまいません。あげてくださったところすべてを訪れる
のは無理だと思いますが、参考にさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

連絡先:higashi-asia-do-owner@yahoogroups.jp

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○2/22「walk9/韓国巡礼」プレイベント第一弾詳細

「walk9/韓国巡礼」に向けたプレイベントを行います。
参加者みんなで輪になって、なぜ韓国を歩くのか、東アジアと
いう地域が僕たちにとってどんな意味を持っているのか、
「walk9/韓国巡礼」をどんなwalkにしたいか、などについて
話し合いたいと思っています。ミニライブやミニハングル講座
も行います。ぜひご参加ください。
また東アジア堂では「出張東アジア堂」としていろんなところで
たくさんの人たちと「walk9/韓国巡礼」に向けたお話会を開
きたいと思っています。
この地域でも開いてほしいという方がおられましたらぜひ声を
かけてください。
よろしくお願いします。

■「walk9/韓国巡礼」プレイベント第一弾■

日時:2月22日(日)
17:30 開場  18:00 スタート  21:00 終了
場所:西久保コミュニティセンター2階 大広間
(JR三鷹駅から徒歩8分 武蔵野市西久保1-23-7 0422-54-8990)
参加費:500円(おむすび&お茶付)

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○ 【感想】前田憲二監督『神々の履歴書』

【1988年制作 監督 前田憲二】

この映画は、日本各所にある朝鮮半島からと思われる、渡来系神社を取材し、
地域の学者、文化人へのインタビューを通して古代日本と朝鮮文化の関連に
せまるドキュメンタリー映画です。特に日本各地にある、百済神社、新羅神社、
高麗神社の存在に注目し、その足跡をたどります。

朝鮮半島から渡来人が多く日本列島にやってきた時期は、3~4世紀で
いわゆる三国時代といわれる時代だったそうです。
日本では縄文人、弥生人という言われ方をしたりしますが、朝鮮半島から
たくさんの人たちが新天地を求めて島に渡ってきて、もっと前からこの島で
暮らしていた縄文人を従えたり、混ざり合ったり、追い払ったりしながら
渡来人たちを中心とした大和王朝ができたのではないかと言われています。
でも、ふと思い出すと、私が日本の小学校、中学校で学んできた日本史では、
大和王朝の時代(聖徳太子などの時代)に、多くの渡来人がいたということは
ほとんど学ばなかったと思います。それは古代史がとても曖昧なものだから
かもしれませんが、日本という島国に住む人たちの多くは、ここが島である以上

様々な地域から流れてきた人たちの末裔だと考えるのが自然だと思います。

映画の中でも登場しますが、東日本の古墳には、新羅とか高句麗形式の古墳
が多々みられるそうです。私は韓国で初めて土葬のお墓を見たとき、小さな
古墳がたくさんある・・・そう思いました。
古墳を作る風習をひとつとっても、日本と朝鮮半島の古代からの深いつながりを
感じずにはいられません。

前田監督が、日本の神々の履歴をたどっていきついたのは、朝鮮も日本もない、
そんな世界だったのだと思いました。(姜)


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○新「東アジア堂」メンバー紹介

前回のメルマガを読んで数名の方が新たに「東アジア堂」メン
バーになってくださいました。そのうちの一人、栗田めいさん
からのコメントを紹介します。
今後も随時紹介させていただきます。
「東アジア堂」メンバーはまだまだ募集中ですのでぜひご参加
ください。


はじめまして、めいです。
メルマガvol.1を見て、参加しました。

ミーティングは、おいしいご飯とお味噌汁から始まります。
お腹が満たされたら、その日の議題へ。
韓国を歩いてどうするのか、どんな場所へ行き、どんなことをした
いのか。
韓国の近代史、古代史、日本との関係、日本の歴史のこと。
それから、このWALKの名前、プレイベンントや冊子作りのこと。
そんな話をします。
わたしは知らないことの方が多く、たいてい「ほ~」「へぇ~」と
聞いています。
韓国で孤児院を作った人、役人として韓国へ行きながら韓国語を学
び陶芸を学び現地の人々と交流した人の話では、同じような思いを
持って活動していた日本人がいたんだ!と思って、嬉しくなりました。
東アジア堂のミーティングは、大きな問題へ立ち向かおうとしてい
ながら、とてもポジティブで未来のある話がたくさん出てきます。
どんなに仕事でぐったりしていても、必ずパワーをもらって帰ります。
読みたい本、見たい映画、訪れたい場所、日本で会いたい人がどん
どん増えてきます。

濃いエネルギーがぎゅっと詰まったアジアが大好きです。
だから、傷ついた魂のために祈り、少しでも多くいいところや魅力
を知りたい。
そのために、いろいろなことを日本で感じて、韓国へ行きたいと
思っています。

あっ、ミーティングの最後は、Yejinのハングル講座があるん
ですよ。
難しいけれど、違う言語を学ぶことは楽しいです。


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最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

東アジア堂メンバー一堂