「立憲的改憲」山尾志桜里 | ねむれないTonight

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ロック、ブルース、ジャズ、映画、スポーツ観戦、うつ病、発達障害。80年代青春組の医療福祉系事務員の備忘録。

昨日読了。

 

 

 面白かった。

 衆議院議員の山尾志桜里が立憲的改憲について

阪田雅裕

井上武史

中島岳志

伊勢崎賢治

曽我部真裕

井上達夫

駒村圭吾 の七人の学者と対論したもの。

 

 大雑把に言うと山尾氏が七人の賢者に自らの主張する立憲的改憲についてどう思うかってことを訊いている。賢者たちはそれぞれの立場、思想から山尾氏の改憲案を吟味する。賢者に批判されても黙っていない山尾氏が頼もしい。

 

 中島岳志氏との対論以外はどれも緊張感があり、面白かったし勉強になった。中島氏との対論はちょっと緩かったな。山尾氏と中島氏が同世代ということでなあなあな雰囲気、また中島氏が山尾氏の主張にほぼ全面的な賛意を表明しているので対論になってない(それに私は中島氏が「死者」を持ち出すとちょっとうんざりする)。

 

 不勉強な私は中島氏と伊勢崎氏以外の著作しか読んだことがない。他の賢者の著作も読んでみないと。

 

 井上達夫氏は「国民の力を信じる」と言うけれど、私は日本国民信じられないなあ。