NORAの親父さん方の伯母さんから、荷物が届いたよ。
どうやら正月の兵糧だ。
この伯母さんは彼らの出身地に今も暮らしている。
といっても彼ら一家は元は青海島という島にいたのだが
末っ子が生まれた数年後に、島とは目と鼻の先の位置にある
仙崎という町に移ったらしい。
山口県長門市、仙崎。日本海側の小さな港町だ。
JRが発行している時刻表付きのあの月刊誌にも
「終着駅特集」の中で登場したことのあるその町には
海産物に関する色々の物がとにかく大量に、いや大漁にある。
近年‥かなり以前からの近年、漁獲量が下がったままではあるが
新鮮なウニにフグ、鯛などの魚やそれらの加工品
とりわけカマボコ関係は重要な生産品である。
さて一寸、話は変わるけど
山口県のメジャーな観光地といったら、城下町、萩がありますな。
萩焼の萩。
その萩にはもちろんのこと、萩以外にも
山口にはたくさんの萩焼の窯元(かまもと)があるそうな。
というわけで‥
NORAの父は首都圏出身の知人から
「今度山口県に行くんですが、いい窯元を知りませんか?土産にしたいんです。」
という電話を受けたことがある。
父は自信満々「そりゃ知ってます、知ってます。うちの田舎の近所にありますよ。」
「うちはもう、まさにその産地ですからね。」
「要るだけ言ってください。むこうに姉が居ますから、取っておいてもらいますよ。」
と答えたものである。
そして相手は「これは助かりました」と言って
当初の観光予定地からは少々遠いが、紹介してもらった手前もあるし
終着駅の町「仙崎」をはるばる訪れたそうである。
そこで彼を待っていたものは・・・
という事件をNORAに思い出させる、仙崎のカマボコ。
伯母さんが3本ほど送ってくれましたよ。
しっとり、むちむちしたカマボコだ。
それから‘じゃこ’、すぼしの炊いたの、酢バス
そして
僕の仲間がいっぱい!?
大変だ、こんなにいっぱい居て
僕はみんなの名前を覚えきれるだろうか?
って‥
焼かれとーる!
あっ でもますます僕に似てきた?
似てる!超似てる~
まあ、食っちゃうんだけどね。
みなさん正解!餅です。丸餅ですわ。
丸餅は形成上、米っぽさを残したつき加減でいいから
むっしゃりと食いでがあってうれしいのよね。
でも幾らでも食べられるので危険よね。
この2つを食べ終わった後など
むしろ食べる前より食欲がわいてて困ったよ。
じっと、腹の中で餅がふくらむのを待つのだ。
あるいはもう2つなり食ってしまって
おのれがふくらんでゆく。
ああ、正月だなあ。
あけまして、おめでとうございます。
今年も僕のかわいいおしりと、怪しい目つきをご堪能くださいませ。