HOME BOUND | walkin' on

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アナログレコードのレビューを中心に音楽に関するトピックスを綴っていきます
 歌詞の和訳や、時にはギターの機材についても投稿します

1980年リリースの浜田省吾のアルバム『HOME BOUND』

レコード番号:27 AH 1116(CBS)

 

 「悲しみは雪のように」のヒットしかご存じない方には信じられないかもしれませんが、実は省吾はとても遅咲きというか、パッとしない時期が長かったのです。

 このアルバムも自身初の海外レコーディング、ロスアンジェルスのトップクラスのミュージシャンを集めての気合の入ったものでしたが、実際にリリースすると半年間で4万枚しか売れなかったそうです。

 

 

 市場に流通する数が少ないせいか、このアナログLPはホントに見つからなくて苦労しました。

 

 ところがある日、神戸の初めて訪ねた小さなレコード店で、浜田省吾ありますかときいてみると、ハイこれと言って出された中にこれがあったのです。もう、拍子抜けするくらいあっさり…

 帯もライナーも揃っていてジャケットもキレイな状態、しかも大阪市内の店に比べて3割近く安かったこともあり、すぐに購入を決めました。

 

 

 実は、このアルバムのレコーディングには当時TOTOの二枚目のアルバム”HYDRA"がヒットして注目を集めていたギタリスト、スティーヴ・ルカサーが参加しています。

 

 残念ながらYouTube動画が見つからなかったためここではご紹介できませんが、オープニングナンバー「終わりなき疾走」のギターソロでのルカサーは特に凄まじく、疾走を通り越して飛翔しています(笑)いやホント、ギタリストが聴けば確実に「えぇっ、マジすか」と眼が点になります。

 

 もしお手元にこのアルバムがある方はぜひ聴き返してみて下さい。「終わりなき疾走」の他にルカサーは「東京」と「家路」に参加しています。