高天原から出雲の斐の川上に降り立った素盞嗚尊は、
老夫婦(脚摩乳、手摩乳)と稲田姫が泣いている様を御覧になられ、
八岐大蛇を退治し、稲田姫の命を
御救いになったのです。
この時、
素盞嗚尊は、斐の川上から七里離れた佐草の郷"佐久佐女の森(奥の院)"
に、大杉を中心に『八重垣』を造り、稲田姫を御隠しになりました。
八岐大蛇を御退治になった素盞嗚尊は、ご両親の脚摩乳、手摩乳の御許しを得て夫婦となり、この佐草の地に宮造りされ、御夫婦の宮居とし縁結びの道をおひらきになられたのです。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る その八重垣を」
という妻をめとった喜びの御歌から、
『八重垣の宮』となりました。
"天つ神"素盞嗚尊と"地つ神"稲田姫命の御二柱は、この地で結ばれた出雲の縁結びの大親神様で在らせられます。
この御二柱を主祭神とした八重垣神社は、古来より朝廷、国司、藩主の崇敬が厚く、御神徳高い神の国出雲の古社・名社として位置づけられております。
八重垣神社由緒書より
御祭神
素盞嗚尊
稲田姫命
大己貴命(大国主命)
参拝を済ませて
鏡の池へ〜
奥の院 佐久佐女の森
境内奥地の佐久佐女の森は、素盞嗚尊が八岐大蛇を御退治になる際、稲田姫を難からお救いになった場所です。
森の大杉の周囲に「八重垣」を造り、稲田姫をお隠しになりました。
「八重垣」とは、稲田姫命をお守りした八つの垣根で、大垣、中垣、万垣、
西垣、万定垣、北垣、袖垣、秘弥垣と呼ばれ、今も一部地名などに残っています。この森を、
かの文豪・小泉八雲は「神秘の森」と称しました。
身隠神事が執り行なわれる「夫婦杉」、縁結び占いの「鏡の池」も、この森の中にあります。
「鏡の池」
鏡の池の縁占い
池に占い用紙を浮かべ、
硬貨(十円または百円)をそっと乗せてください。早く沈めば(十五分以内)縁が早く、遅く沈む(三十分以上)と縁が遅く、近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられています。
恋愛、結婚等の縁に限らず色々な縁や願い事、また代理でその方を思いながらの占いもできます。
約6分で沈みました
何度 参拝に来てもワクワクする神社⛩です🍃🙏🏼