南麻布わくわくワイン大学の小山久美子です
個人のブログにも書きましたが、先日イタリア文化会館のワイン講座で講師を担当しました
4種類のプリミティーヴォを飲み比べたので、その感想を簡単に書かせていただきますね♪
IGTサレントのプリミティーヴォです
結論からいうと、このワインだけが古典的な味わいのプリミティーヴォでした
すっきりとした酸と豊かな果実味
ドライイチジクやスパイスの複雑な香り
お肉はもちろん、野菜料理にも合いそうです
続いてIGTプーリアのプリミティーヴォ
こちらは樽のニュアンスが
スミレやプルーンといった黒いフルーツの香り
あまり複雑味はないですが、飲みやすい作りでした
唯一のDOCワイン、プリミティーヴォ ディ マンドゥリア
今回テイスティングした中で、一番複雑味のあるワイン
基本的な味わいは2番目のワインと同じですが、香りにリコリスなどのスパイス香が加わり、余韻も長くクオリティの高さが伺えました
最後のワインは…ジンファンデル⁉︎
イタリアワイン展にも出品されていたこのワインはIGTプーリアなのに名前はなぜかジンファンデル(ジンファンデルはカリフォルニア州で主に栽培されているブドウでDNA検査の結果プリミティーヴォと同一の品種であることが判明しています)
ジンファンデル名を名乗っているだけあり、一番樽が効いています
さらにアルコール度数も14.5%と高く、かなりボリュームが
樽由来のタンニンもしっかりと感じられ、まさにBBQやステーキにぴったりの味わいでした
おそらく輸出に力を入れるため、このようなワインを作ったのではと思われます
このジンファンデルほどではないですが、2番目と3番目のワインも方向性が一致しており、最近のプリミティーヴォは樽を効かせるのがトレンドみたいですね
講師としてテイスティングしていましたが、とてもいい勉強になりました