朝カーテンの隙間から見える久しぶりの澄みきった青空に呼ばれて
自然や生き物と戯れに白鳥のいる湖へ出掛けてきました

予報では午後から雨ということで
朝ごはんをすませてすぐに支度をして
車で30分ほど気持ちよく真っ直ぐな道をドライブ
正面には青空をバックに雪山がそびえ立って最高の景色です

目的地である湖について車を降りるとすぐにヒンヤリ冷たい空気とは対象的な熱気ある白鳥たちの鳴き声と羽音が響き渡っていました
その音を聞くだけで一気に気分が明るくなって
生命のエネルギーってやっぱりすごい

ここは幼い頃に父と訪れた数少ない思い出の場所
私の父は子供の面倒をほとんど見ない人だったのですが、趣味の写真を撮るためにこの湖によく通っていてその時に幼い私を一緒に連れてきてくれました

私は寒い季節に遠い所へ車で出かけるワクワクと
今はもうない小さな売店でお菓子を買ってもらえるのがすごく嬉しかった思い出があります

そういえば昨日、実家で父に会ったときに父はセーターを着ていたのですが
そのセーターは父が自らこの湖で撮影した白鳥の写真をデザインとして編んだセーターでした

小雪が舞い降りるなか二羽の白鳥が向き合っている
デザイン

父は以前、ニットのメリヤス工場で働いていてその時に自らこのセーターを作ったのでした
(多分商品化はされていないと思う)

以前は父のことを大嫌いだった私ですが
自分と向き合い
父に対する思いと向き合い
今ではそういう父のクリエイティブな所って好きだなと普通に思えるようになって幸せです



帰り際に湖の一角に小さな休憩所があったので立ち寄ってみた
そこはジャズの流れる暖かい空間で
白鳥たちの可愛らしい姿を眺めながらゆっくりと美味しいコーヒーを飲んで
とっても贅沢な時間を過ごせました