僕は小さい頃から周りに「自由人」だといつも言われ、オレオレ自分のスタイルで生きることを最重要視してきたやつです(笑)

 

 

学生の頃に、初期研修候補として自分の大学の大学病院(当直なし、自由度がかなり高いプログラムやってるから楽しようと思えばいくらでもできる)と他県地方の総合病院(ほぼ3次救急で研修医が活躍できる&救急現場で必要な知識&手技を確実に身につけられる)の2つに絞っていた。

 

自分の大学病院の居心地は大変良くて、知っている先生・同級生や先輩の元で楽な環境で働けるという魅力は強い。知識とか手技・経験はあまり身につかないけど、とにかく楽しい2年間の研修生活(学生生活の延長みたいな感じ)ができる。と予想できた。

 

ただ、自分は外科系に進みたかったため、手技とか手を動かす機会が少ない大学病院のデメリットはどうしても気になり、多少大変な思いはするかもしれないけど、やっぱり経験積みたいなと思って、あえて居心地が劣る総合病院にした。

 

で結果的にどうだった??

 

ん。。。

確かに、救急現場の考え方・判断力・手技は間違えなく身についた。「こういう時にこうすればいい」、こういう患者が来たらこういう流れで診察・検査・治療するなど、内科外科共に初期対応がしっかりできるようになった。

 

病棟管理も同じ。

 

けれど、、、その2年間は精神的にかなりハードだった。。。

 

同級生の結婚式などで大学病院で研修やってる仲間が「超楽だよ!楽しいし、みんな優しいし、当直もないよ!」って話していた。また、僕みたいにハードなところに行ったやつも「まぁ大変だけど、先輩たちや上の先生たちみんな優しいよ」って言っていた。。。

 

再会するたびに「うわー、マジで失敗したなぁ」とますますへこんだ。

 

自分が選んだ研修先や研修担当の先生たちなどが決して悪いという訳じゃなかったが、振り返ってみると最初から僕とその病院の相性が良くなかったのかもしれない。

 

研修が終わった後、どうするかとまじめに考え始めたのは2年目の夏頃だった。外科系に進みたかったし、選択科目で外科系ばかりやっていたが、3年目は入局・後期研修プログラムというチョイスに迫られていた。

 

何となくこのままあと3−4年研修医として過ごすのはあまり魅力的じゃないし、本当に専門医を取る必要があるのかと疑問に思うようになった。やっぱりもともと多趣味・多興味の僕は自由に生活したいと心の声を無視することでできなくて、3年目以降はオーソドックスなパターン以外に他のやり方ないかなぁ、、、そこで先輩の先生が以前、話していた「離島の2日間で数十万稼げる日当直バイトがあるよ。」という話をふと思い出して、「当直バイト」をググってみた。

 

すると、医師バイト情報がいっぱいでてきて、1日限りの外科系当直スポットや病棟管理当直、健康診断の問診バイトなどがあった。しかも全国のあちこちに。

「もしかして、生活に必要なお金を確保する分だけのスポットをやって、あとは自分のやりたいことできるかも!!」とひらめいた。

 

ん。。。

 

でもこの様に働いている医師って聞いたことがないし、本当にできるのかと疑問に思い、仲がいい上の先生に相談してみた、、、

 

 

そして「別にいいじゃん」て言われた。

「まぁ確かにみんなが歩む道じゃないかもしれないけど、それはそれでいい」という結論だった。

そうだね、なんとかなると思ってた。

 

そこで初期研修後は「医師フリーター」でいこうと決心した✨

 

続く、、、、。