「孫達が帰ったら静かな正月」はコンの幻想だった
この3日間は除雪三昧 ハァー
 

ベランダのガラス戸からの眺め ! 

東屋君が消えてる びっくり

 

道路わきの歩道すでに高さ2メートル超え

 

都会のコロナ禍の代わりにコンさんのところは

豪雪の試練か 叫び

 

 

                                                       〈 資料 千日回峰行 〉

 

あまり興味の湧かないテレビの中でも見てる

番組の一つが土曜日朝の「サワコの朝」

ゲストの本業以外の意外な人間性が見えて

面白い

 

先日のゲストは奈良県吉野山での大峰

千日回峰行を萬行した僧侶の塩沼亮潤さん

 

この行は険しい山中を1日48キロ、年間

120日、9年の歳月をかけて1000日歩き

続ける荒行中の荒行

 

その後一切の飲食を断ち、眠らず9日間堂に

こもる正に死と隣り合わせ(生存率50%と

云われている)の四無行も成満している

 

そんな行を成し遂げた塩沼亮潤さんが

どんなお話をされるのか興味深かった

 

実はコンさん今から40年ほど前、28歳の

ころ、比叡山延暦寺で座禅をしたリ

写経をしたり、精進料理を食べたりと

泊りがけで研修させてもらったことがあった

 

ちょうどその時、比叡山での千日回峰行を2回

萬行した酒井雄哉師の声を、幸運にも正に

回峰中に間近で聴くことができた

(寺の境内も回峰行のルートになっていた)

 

四無行でお堂にこもる前日のお顔

 

研修担当の僧侶が酒井師に「酒井さん、若い

人たちに何か声をかけてあげてください」と

言ってくれた

 

師曰く 「私はただ歩いているだけですから・

・・」 只それだけだった しかしそのなんとも

素朴な応えがかえって印象に残っている

 

本当に静かで優しい自然な振る舞いだった

ように記憶している

 

そんな訳で大峰千日回峰行を萬行した

塩沼亮潤師の人物にとても興味をそそられた

 

(同じ千日回峰行でも吉野山と比叡山とでは

もちろん歩く環境も内容もだいぶ違っている

大峰千日回峰行は1300年の歴史の中で

萬行に至ったのは2人のみ)

 

番組では修行中"死"を覚悟したことや

壮絶な修行の様子など語っていたが

 

やはり印象に残ったのは高僧としての威厳

ではなく物静かで親しみ深い人間味

 

その世界観も、決して難しくはなく「道は近き

にあり」 当たり前のことを大切にするという

ことを語っていたように感じた

 

いずれの大阿闍梨も謙虚で自然で優しさと

深さを備えた覚者の証を見せていたように思う

 

塩沼亮潤師の動画はたくさんありますが

その中から2つ紹介します

3Ⅿindsets that Connect the World (16分06)

 

大阿闍梨 塩沼亮潤が死の手前で見つけた

「生き方」 (1時間47秒)