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痛い教訓
🎵🎵🎵
小学二年生になったヒナちゃん
が帰り際の玄関で思い余っての
最終手段、とうとう泣きながら
訴えたあの時。
『ステップになんか、出たくな
いの!』
明朗活発な妹とは対照的に温厚
でしっかり者の優しいお姉さん
だと理解していたけれど、それ
迄喜んで参加していた彼女が突
如一変、その豹変振りに驚くば
かり。私、何か酷い事言ったの
かな、、、きっと帰りの車中は
悪い先生の話だったなあ。。。
🎵🎵
年二回開催のピアノステップの
参加申し込み時期に参否を問い
曲目やソロやデュオ、アンサン
ブルと言った演奏スタイルを練
るのも楽しみの一つでした。私
の楽しみでもあったと同時に、
その楽しみを共有出来ていたと
過信していたかも知れません。
支部運営は参加人数が命綱でも
あり、「ボス」である自分に課せ
られた暗黙の掟(参加人数)を達
成せねば!楽しみと裏腹に重責
の苦痛も背負う現実がありまし
た。一つに、決して安くは無い
参加料を親御さん方から気持ち
良く投資して頂いての事なので
すから。それだけの価値を理解
して貰うには師事する先生との
信頼関係あっての事、必須です。
しかし、あのヒナちゃんの涙の
訴えの奥に一体何があったのか
を探る事無く次第に疎遠状態に
なり記憶では、結末がはっきり
していない、「その後」が不明の
ままとなっていて心が痛みます。
大人のご都合主義が一人の子供
を追いやってしまったと。
小さな安易、大きな後悔💦
🎵
子をもって
親の恩を知る、けれど、
子の心忘れる!
親の心子知らず、けれど
子の心親知らず!
親の恩も親の心も有りがたい。
けれどもっとそれ以上に重要な
事、子の心を忘れてしまうのは
無残な事でもあるのでしょう。
この、罪の無い子供達を取り巻
いている私達大人の、人として
の責務なのだと思うのです。
活発な妹、誠実な父母の家庭、
だけど本当はどんな日々に何を
感じていたのか、その変化の裏
の子供の気持ちを、もっと探る
べきだった、、、と💦
貴重な、痛い教訓でした。
出会いの「あい」は愛情の愛。
✏
世の中は何か常なる飛鳥川
昨夜の淵ぞ今日は瀬となる
~万葉集
世の中は変転極まりなく
常住である物は無い、これを
仏教で「諸行無常」と言います
人の出会いも「一期一会」
再び会う事が出来ないかも
知れぬ出会いを大事に
するには愛情で接する事です
鈴木健二・著/
心を支える珠玉のことば
人生名言365