🌼3月11日✳ラケナリア✳浮気はやめて

🏡言葉の風景
         「春霞」
春一番、春二番、と
寒さと暖かさが押したり
引いたりを何度か繰り返し
そうして春眠暁を覚えず
頭も空気も何となく
モヤッとした
そんな感じの様子に、、
春独特の空気感です。

冬の間は遠くの山も
くっきり見えていたのに
春になると見通しが
悪くなりますが
こんな時の空気を
春霞と呼びます。

この空気を
霞ませているのは
水蒸気や花粉や
ホコリなど。
それに中国大陸から
運ばれて来る黄砂や
大気汚染物質など。

春に発生する上昇気流が
地表から上空へ向かって
地上付近の砂やホコリを
巻き上げる為に
空中で漂い太陽の光で
白っぽく見える訳です。
それだけでなく
春の花々やスギ、
ヒノキ等の花粉も
春霞の原因。

🌼3月12日✳クンシラン✳高貴

中国大陸の雪が溶け
地面が露出し
シベリア高気圧が弱まり
低気圧がやって来ると
この上昇気流によって
砂や土が巻き上げられ
偏西風に乗って
日本迄到達する黄砂は
春の風物詩です。

「春霞」とは何とも
心地好い響きの
言葉なのに、その実
綺麗なモノとはとても
言い難いようですね。


📖  春霞  
       たなびく山の桜花
       見れども飽かぬ
       君にもあるかな

✒紀友則/古今和歌集より

《訳》
春霞が
たなびいている山の
桜はいくら見ていても
飽きる事がありません
それと同じく、
いくら会っても
飽きる事等
無いのですよ
あなたには 💕

🌼3月13日✳エニシダ✳清純

🎹学生時代

作詞/作曲
平岡精二(1931~1990)
1=
蔦の絡まるチャペルで
祈りを捧げた日
夢多かりし あの頃の
想い出を たどれば
懐かしい友の顔が
一人一人浮かぶ
重いカバンを抱えて
通ったあの道
秋の日の図書館の
ノートとインクの匂い
枯れ葉の散る窓辺
学生時代
2=
讃美歌を歌いながら
清い死を夢見た
何のよそおいもせずに
口数も少なく
胸の中に秘めていた
恋への憧れは
いつもはかなく破れて
一人書いた日記
本棚に目をやれば
あの頃 呼んだ小説
過ぎし日よ私の
学生時代
3=
ロウソクに輝く
十字架を見つめて
白い指を組ながら
うつむいた友
その美しい横顔
姉のように慕い
いつ迄も変わらずにと
願った幸せ
テニスコート
キャンプファイヤー
懐かしい日々は返らず
素晴らしいあの頃
学生時代
素晴らしいあの頃
学生時代

🌼3月14日✳シザンサス✳いつまでも一緒に

平岡精二は、
ジャズミュージシャン
作詞家、作曲家、編曲家
実業家で木琴奏者の
平岡吟舟(1856~1934)
孫、二代目の
平岡吟舟の次男として
生まれ、幼い頃から
当然ながら木琴を習得
15歳でプロデビュー。

青山学院大学
経済学部卒業後は
ヴィブラフォン奏者
として独立し
平岡精二カルテット
~シクステット
~クインテットに発展、
結成し屈指の
人気バンドとなりました。

🌼3月15日✳ビオラ、紫✳ゆるぎない魂

もともと
「大学時代」のタイトルで
ペギー葉山のオリジナル曲
として作ったものの自身は
余り気に入らなかった上
彼女から「みんな大学に
行く時代じゃ無いから」と
言われレコーディングを
意見が合わず
大喧嘩に💦
けれど結局彼女の
主張した「学生時代」に
変更されたのだとか。
二人ともに
青山学院出身ですが
大学へは進学しなかった
ペギー葉山。
平岡はペギーの2年先輩。

🌼3月16日✳ジンチョウゲ✳甘美な思い出

青山学院大学の
セカンドテーマ曲
でもあるこの歌は
ペギー葉山が
高等部時代の
キャンパス生活の日々を
語るもの。
特に3番詞には
憧れの上級生、
加賀山園子への想いは
青春時代の乙女心を
素直に表しています。

1964年、
作詞、作曲、編曲と
彼のクインテットバンドの
演奏で歌手、ペギー葉山の
代表曲として発表され
一世を風靡しました。

※チャペルは、青山学院
青山キャンパスにある
ベリーホール内の
「チャールズオスカー
ミラー記念礼拝堂」です。

🌼3月17日✳イキシア✳団結


ひまわりノート
           📘
  話の壷🍯(10)

オリジナルメソッド、
1歳からの音楽と遊びの
「チャイルドハウス」が
ひまわり先生の
五感レッスンとして
代名詞になりつつある
1980年代。2年間の
グループレッスンで
4歳になった
ユキちゃんの
ピアノの日、それは
驚きの「ふしぎちゃん」
でした。
            🎵
ピアノに向かい
椅子に正座して
「あのね、あのね」と
語り始めます。
「お空の向こうからね、
こんにちわ~って、
やってくるよ、いっぱい、
いっぱい」
「そしたらね、きれいな
ドレスのお姫様が
一緒に踊ろ~って」
「くるくるくるくる」
「風がね、ぴゅ~って
吹いてね」
「あっちへ行こう!」
「こっちへ行こう!」

(こんな内容だったな~)
             🎵
始めのうちは一言二言
私も返していましたが
そのうち語り部の様に
次から次から、、、
海へ、森へ、お日様が、
お星様が、小鳥さん、
虫さん、、、と
            🎵
話と一緒にピアノの
鍵盤全面を右へ左へ
体を乗っけるように
メロディーのような
合図のような、それは
個性的なBGM!
私はただただじっと
傍で見守る事に。
     ~待ち~
            🎵
「きらきら感性、
すくすく個性、
どんどん
ふくらむ創造性」は、
この時の為だったかも!
教え込みも詰め込みも
繰り返し訓練もせず
常に自然体で
あり続ける事は
一人一人の
脳、心、体、の成長を
バックアップする、
漢方薬の様に。。。
            🎵
ふと気付くと、もう
40分を過ぎ、鍵盤に
倒れ込む様にして
「おしまい」らしい音と
動きの止まった体勢。
凄い一人舞台を
披露してくれました。
            🎵
この日の、この時間が
意味するモノの尊さ
後の私の教育理念を
一層確固としたモノへと
育ててくれた大切な
出来事の一つです。





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🎨趣味百選/アクリル画、40×45、K.Tさん作

Let's 五感Lesson
           🌻
ひまわり先生の
  音楽脳育広場

画/
誕生花と幸せの
花言葉366日(主婦の友社)
画/
花言葉「花図鑑」
夏梅陸夫(大泉書店)