📎ヤツデ

小雪=次候「朔風払葉」
            新暦11月27日頃
        さくふうはをはらう

旬の気象✏木枯らし
  北風、木枯らし、空っ風。
  初冬に吹いて来る冷たい風は
  木々の葉を吹き散らしてしまい
  そうして葉をすっかり
  落としてしまって
  幹と枝だけになった冬木立は
  見るからに!いかにも
  寒々とした冬景色です。

  山を越えて吹きおろす
  空っ風は冷気を帯びていて
  冷たくて強い風です。

  上州空っ風💨群馬県名物。

旬の一節✏宮沢賢次
  どっどど、どどうど、
  どどうど、どどう
  青い胡桃も吹き飛ばせ
  酸っぱい花梨も吹き飛ばせ
                     「風の又三郎」より

旬の野菜✏白菜
  鍋料理には欠かせない白菜。
  霜に当たると葉の糖分が増して
  美味しさアップ!
  食物繊維やミネラル分が豊富で
  鍋料理の他にも
  浅漬けやキムチ等も。

  アメリカではサラダにして
  生食も定番だとか。

  加熱によってカサが減り
  カロリーも低い為
  野菜を沢山食べたい人や
  ダイエット思考の人に
  GOOD!!  b(^o^)d

  水溶性の栄養素を沢山
  含んでいるので鍋の後の
  スープには栄養がタップリ。
  これも余さず頂きましょう。

旬の草花✏ヤツデ
  江戸時代、庭木として
  植えられていたそうです。
  名前の通り7ツから9ツ程に
  別れた葉先を見て
  縁起の良い「8」と数え
  「八手」にしたそうで別名、
  天狗の羽団扇ハウチワと言って
  厄除けとして用いる事も
  あるようです。
  初冬には花びらが5枚の
  白い小花が玉のように
  群れて咲きます。

📎カワセミ

旬の野鳥✏カワセミ
  渓流の宝石と呼ばれ
  「翡翠」と書いてカワセミと
  読ませる程その美しい姿には
  魅了されてしまいます。

  サッと水に飛び込んでは
  小魚や虫を捕らえます。
  そして繁殖期には雄が雌に
  餌をプレゼントをして
  プロポーズをする習性があります。

  印象的な青色の姿は
  構造色と言って光の加減で
  青く見え爽やかな夏の渓流にも
  とても映える鳥ですが
  冬の白い雪の舞う中を
  飛び交う情景は一層カワセミの
  美しさが際立ちます。


🎹  北上夜曲

作詞/菊地    規(1923~2015)岩手
作曲/安藤睦夫(1925~2007)青森

匂い優しい白百合の
濡れているよな  あの瞳
思い出すのは思い出すのは
北上河原の月の夜

宵の灯点す頃
心ほのかな初恋を
思い出すのは思い出すのは
北上河原のせせらぎよ

銀河の流れ仰ぎつつ
星を数えた君と僕
思い出すのは思い出すのは
北上河原の星の夜

春のそよ風吹く頃は
楽しい夜の接吻を
思い出すのは思い出すのは
北上河原の愛の歌

雪のチラチラ降る宵に
君は楽しい天国へ
思い出すのは思い出すのは
北上河原の雪の夜

僕は生きるぞ生きるんだ
君の面影胸に秘め
思い出すのは思い出すのは
北上河原の初恋よ

📎北上川

戦後高度経済成長期へと
向かう昭和30年代頃
もともと戦前に
盛岡や仙台の学生達の間で
盛んに歌われ口伝えで
広まり「歌声喫茶」が全国的に
流行った事で大人気となり
リクエストNo.1だった
にも関わらず
作者不明のままでした。

それだけ一層この歌を
神秘的で魅力ある歌に
していたのですね。

昭和36年作者自ら
名乗り出た事で作品の経緯が
明らかになったのです。
レコード会社は競作し
そのどれもが大ヒットとなり
歌謡史に残る名作!それが実は
戦前の暗い時代を生きた
若い十代の手によって
作られた作品と分かって
世の中に一大センセーショナルを
巻き起こしたのです。

📎北上川

作詞の菊地規ノリミは
水沢農学校在学中から詩作に
勤しみ友人と共に同人誌を
発行するほど熱心でした。

その当時、菊地と同じ
下宿に住んでいた安藤と言う
配属将校がいて
この人物が後に作曲した
安藤睦夫の叔父だったとか。

青森の旧制八戸中学校の
生徒だった安藤は叔父を尋ねて
下宿を訪れるうちに
意気投合して歌を二人で作る
約束をしました。

そうして安藤に
曲を付けてもらうため
昭和15年12月
初めて作詞したのが
北上夜曲だったのです。

翌年2月渡された歌詞の
曲作りに没頭するあまり
危うく留年を招いてしまう程
だったとか。

二人は卒業後、共に教師の道を
歩みました。

菊地が農学校在学中、
通学途中の北上川に架かる
小谷木橋辺りや
江刺市愛宕オダキ付近、
北上河畔で出会った
女学生への恋心、、、

そんな青春の1ページ
美しい風景と共に
一滴の濁りも無い
透明感に刹那さはより
掻き立てられます。


※資料によっては
菊地、菊池の2種類があり
勝手ながら地の文字を
使用させて頂きました。

📎北上夜曲の歌碑

💗ひまわりノート📘  Low  go  do?!
                           老  後  道

自分が若い頃、
60代、70代と言えばもっと
年老いたイメージだったのが
今その年齢に達してみて
「そうでもないかな、、」と欲目💦

今時のシニアは意外に元気!
健康活動と同じ位音楽活動を
楽しむ人も多いもの!
そんな一人の男性の話です。

我が生涯音楽健康塾の活動が
新聞掲載されたその日に
入会希望の電話があり
期日にやって来た時
一目見て「頑固一徹」💦

ハーモニカを希望と
聞いたもののその装備たるや
目を見張るほど並外れていて
面食らった、、、

演奏もやっぱり素人では無い?

退職後始めたハーモニカは
趣味の領域を越え師範資格を
取得し既に各地を廻って活動中。
講習会の情報が入ると即
全国を駆け巡り何泊でも
するのだとか。

内心「ここでは物足りないはず」

ですが、それはあくまで
テクニックの事、
心配してた事がすぐに起きました。
ある日、8/6拍子の曲の時、
立ち上がって、椅子を離れ、
理論を熱弁、声を張り上げ、
上から目線、、、

メンバーは聞かされる事に耐え
我慢💦次第に表情は強張り、
空気は沈み、冷ややかな虚しさ。
私は構わず揺れて歩きながら
     🎵リンゴ、ミカン、
     メロン、バナナ、、、
言葉にしながらそこらじゅうを
歩き回って「ノリ」を体で伝えます。
が、それでも理論の熱風が、
遮るのです💦

今までに無かった空気に、
思案の末
「もっと相応しい理想的な
グループへの移籍」を
提案させて頂く形で
お断りの手紙を送りました。

先生風吹かせたい?
知識の押し売りは御免です!
理論は音楽では無い!
割り切れた明らかな計算式を
文字に表しただけで
それを音楽として立体化
もしくは四次元化していくのが
人の技。
吐息のような音楽へと
命を宿す、人の技。

📌技術以上に心の和、人の輪。




🍀ご訪問頂きありがとうございました。

Let's 五感Lesson🌻ひまわり先生の音楽脳育広場
画像はネットを拝借させて頂きました