令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第928回令和哲学カフェ。 

 

AI時代における人間の尊厳の危機。

基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。

自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。

心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。

 

 

今までの哲学者たちをまとめていく5週目、2日目。

 

月曜日はレヴィナス、緒方 淳さん

火曜日はドゥルーズ、小林 隆人さん

水曜日はフーコー、永尾 雅也さん

木曜日はデリタ、森 智樹さん

金曜日はまとめ、長岡 美妃さん

 

 

今週5月17日(金)21時~22時半の回は4年間の修了式になります。通算931回の予定。平日毎日21時~22時半に同じ内容は一回もなく開催してきた蓄積のすごさを感じます。

 

永尾さんよりフーコーについてプレゼンが行われました。

人間がつくり出してきた社会構造について、深く考えさせられました。
 

主体的に動いているようだけど、社会の構造に縛られている。

ある時代の社会や人々の生産する知識のあり方を特定付け、影響を与える、知の「枠組」エピステーメー。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

 

その時代を特有の認識を常識と呼び、そこから外れた人を狂気と呼びました。

 

近代以前は、死への恐怖によって民衆を束ねてきた人類。

近代以降は、生きるための条件を画一化し教育によって支配しやすいようにしました。

 

その象徴的な表現が、精神的な生の権力=規則訓練型権力であるパノプティコン

自ら監視されているかもしれないと思い込み、自分の行動を規制するようになります。

 

 

今回のディスカッションテーマは、「AI時代のエピステーメーはどのようなものでしょうか?パノプティコンから自由になるためにはどうすればいいのでしょうか?」というものでした。

 

Noh先生や出演者の皆さんのお話を聞いて、正しい絶望をみること、それを突破した確固不動の知からくる歓喜。

それが認識できる完全言語の価値を感じました。

 

 

他人の目が気になるというのも自分の解釈。

その自分がどんな存在なのか。

体の自分に対する規定を精密にすることから、正しい絶望、正しい希望に向かえる。

 

精密で正確な自己規定から変化していこう。

今晩のデリタも楽しみです。

 

川名 哲人

 

 

Dignity2.0国際カンファレンスは、世界で初めて世界基軸教育を提唱し、2021年の大阪初開催以来、毎年国内外から4000名以上の企業・団体・個人が参加しています。

今年も大いに盛り上がり、来年は仙台で開催予定です。

 

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Noh Jesu著「これからの生き方Best Being

 

5月18日(土)20時〜22時(毎週第三土曜日20時~22時)

第17回アモール・ファティ祭 デジタル認識が世界を変える~心を使え!BEST BEING~

 

 

7万年間隠されてきた「人類文明のアセンションの秘密」を明らかにする。尊厳ロマリアプロジェクトです。

全国で開催されています。