令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第927回令和哲学カフェ。
AI時代における人間の尊厳の危機。
基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。
自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。
心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。
今までの哲学者たちをまとめていく5週目、初日。
月曜日はレヴィナス、緒方 淳さん
火曜日はドゥルーズ、小林 隆人さん
水曜日はフーコー、永尾 雅也さん
木曜日はデリタ、森 智樹さん
金曜日はまとめ、長岡 美妃さん
今週5月17日(金)21時~22時半の回は4年間の修了式になります。通算931回の予定。平日毎日21時~22時半に同じ内容は一回もなく開催してきた蓄積のすごさを感じます。
緒方さんよりレヴィナス、小林さんよりドゥルーズについてプレゼンが行われました。
難解な哲学がとてもシンプルにまとまっており感動しました。
他者を歓待するレヴィナスの哲学。
違いの哲学ドゥルーズ。
個人の生き方を超えて他者を取り入れたレヴィナス。
ナチスによって親族のほとんどを殺害され、全体主義を否定し「他者」を「無限の存在」「絶対的にほかなるもの」「全体性に回収されない無限」「ずっと理解出来ないもの」と規定しました。
自分の枠を超え、他者を取り入れることで変化していく生き方を説きましたが他人軸を超えることができないという限界があります。
他者軸や個人軸を超え、尊厳軸に変化が可能な令和哲学。
すべてが変化しているのに大雑把に世界を認識する脳による同一性を否定。
家庭の中で、正しく成長でいなければ問題として社会に従属した消費動物のように生き方が善とている生き方に問題を投げかけました。
人間はそんなものではない。過去に縛られず変化し続ける物語を持って生きることを説いたドゥルーズ。
脳に固定されれば、同一性と異質性が生まれて、マイノリティとマジョリティが生まれ結果的に権力に従属する生き方になってしまうのだと感じました。
ドゥルーズは差異がなぜ必要なのかを説明するまでには至りませんでした。
脳機能の究極の同一性から差異が生まれる仕組みを誰もが理解でき、物語の大統合が可能な令和哲学。
AI時代進化発展可能な共同体になるための条件とは?(他者倫理哲学と違いの哲学をどうやって克服できるのか)というテーマでディスカッションが行われました。
他者と違いをどう超えるのか。
スイッチ一点で宇宙がある状態とない状態を同時に理解、説明、統制できる完全認識は、違ったものが不二であるという境地にいくことが可能。
Noh先生や出演者の皆さんのお話を聞いて、AIは因果を超えることができないが、その限界を超えていくことができる教育体系が可能な令和哲学。
この時代に令和哲学が生まれている深い意義を感じました。
不二から出発しよう。
川名 哲人
Dignity2.0国際カンファレンスは、世界で初めて世界基軸教育を提唱し、2021年の大阪初開催以来、毎年国内外から4000名以上の企業・団体・個人が参加しています。
今年も大いに盛り上がり、来年は仙台で開催予定です。
2023年10月31日発売
Noh Jesu著「これからの生き方Best Being」
5月18日(土)20時〜22時(毎週第三土曜日20時~22時)
第17回アモール・ファティ祭 デジタル認識が世界を変える~心を使え!BEST BEING~
7万年間隠されてきた「人類文明のアセンションの秘密」を明らかにする。尊厳ロマリアプロジェクトです。
全国で開催されています。