令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第924回令和哲学カフェ。
AI時代における人間の尊厳の危機。
基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。
自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。
心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。
今までの哲学者たちをまとめていく4週目、2日目。
月曜日はフッサール、原田 卓さん
火曜日はヴィトゲンシュタイン、吉田 純さん
水曜日はハイデガー、森 貴司さん
木曜日はサルトル、善家 圭さん
金曜日はまとめ、長岡 美妃さん
吉田さんよりヴィトゲンシュタインについてのプレゼンが行われました。
言語と世界を1対1で対応させ、言語で語れる範囲を明確に引き、語りえぬものについては、沈黙せねばならないと説いた前期のヴィトゲンシュタイン。
哲学を言語の問題だとして、哲学を卒業し小学校の教員をするようになります。
後期は同じ言語でも状況によって変化する『言語ゲーム』を提唱。
AI時代に必要な言語の機能はどのようなものか?というテーマでディスカッションが行われました。
とても分かりやすく、言語で語れる範囲とそれ以外の境界線が明確に理解できました。
私がAさんのことを理解しているのは、論理的に矛盾はない。
私が私のことを理解しているのは、論理的に矛盾していると説いたヴィトゲンシュタイン。
それは、大きさの問題。
海のことを理解するのに、コップの中の海水で理解できないように、そのことを理解するためには、対象より大きく、その外に出なくてはならない。
存在の秘密を理解するのに、存在が動く言語を使って質問して考えるのが哲学。それでは存在の秘密を理解するのは無理だとして、哲学の卒業を説いたのがヴィトゲンシュタインというNoh先生の整理に深く合点でした。
Noh先生のお話やディスカッションを通して、映像スクリーン(物質)、バックスクリーン(エネルギー)、スクリーンの外(心)の関係性を語る動きが存在させる言語の発明に成功した令和哲学の価値を感じました。
論理から自由、意味価値から自由になって自由に意味価値を再構築できる。
存在が動く言語の限界を噛みしめよう。
川名 哲人
Dignity2.0国際カンファレンスは、世界で初めて世界基軸教育を提唱し、2021年の大阪初開催以来、毎年国内外から4000名以上の企業・団体・個人が参加しています。
今年も大いに盛り上がり、来年は仙台で開催予定です。
2023年10月31日発売
Noh Jesu著「これからの生き方Best Being」
5月18日(土)20時〜22時(毎週第三土曜日20時~22時)
第17回アモール・ファティ祭 デジタル認識が世界を変える~心を使え!BEST BEING~
7万年間隠されてきた「人類文明のアセンションの秘密」を明らかにする。尊厳ロマリアプロジェクトです。
全国で開催されています。