令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第923回令和哲学カフェ。 

 

AI時代における人間の尊厳の危機。

基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。

自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。

心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。

 

 

今までの哲学者たちをまとめていく4週目、初日。

 

月曜日はフッサール、原田 卓さん

火曜日はヴィトゲンシュタイン、吉田 純さん

水曜日はハイデガー、森 貴司さん

木曜日はサルトル、善家 圭さん

金曜日はまとめ、長岡 美妃さん

 

 

原田さんよりフッサールについてのプレゼンが行われました。

難解な哲学を日常とつがって整理してくれたので、とても分かりやすく身近に感じることができました。

 

正しい世界認識は可能か?という命題を持って、完全学問を定立しようとしました。

 

 

存在するから認識するという自然的態度から、認識するから存在するという転換を起こしました。

 

五感を通して何かを認識する変化のある状態(ノエマ)から、固定させて存在させる(ノエシス)。

 

一人一人違った世界を見ているのに同じ世界を見ているのと、お互いに思い込んでいることを間主観と呼び、それは同じ言語を使っているから可能だと説きました。

 

エポケー(判断停止)をして純粋意識から、世界を認識することで、学問を立て直そうとしました。

 

 

 

フッサールは、なぜ判断停止をさせたのか、判断停止の後にどのような判断を行うか?AI時代の究極の判断とは?というテーマでディスカッションが行われました。

 

目、耳、鼻、口、皮膚から成る自分の感覚はあくまで一部分であり、それを絶対視することはまずいでしょう。

そして人に共感不可能な自分しかできない体験や経験もあてになりません。

 

数学物理学の知識も、人間が観察している世界の物理法則を整理したものに過ぎず、絶対ではない。

 

それを考えている自分が存在するとデカルトは考えた。

 

令和哲学は、体の自分は水一滴、空気もつくり出すことができないので、存在不可能と言っています。

 

 

全体を通して感じたことは、自分と自分の宇宙が実在するから、整理整頓が難しい。

スクリーンの概念を使って整理できること。

今ここを見る文化を通じて、文明を創建する。

映像スクリーンとバックスクリーン、スクリーンの外を動きが存在させる言語を通して整理に成功した令和哲学

一人一人が物語を持って、それが大統合していける。

フルオープンイノベーション時代の到来を感じました。

 

今ここ目で見ちゃダメから出発しよう。

今晩のヴィトゲンシュタインも楽しみです。

 

川名 哲人

 

 

Dignity2.0国際カンファレンスは、世界で初めて世界基軸教育を提唱し、2021年の大阪初開催以来、毎年国内外から4000名以上の企業・団体・個人が参加しています。

今年も大いに盛り上がり、来年は仙台で開催予定です。

 

2023年10月31日発売

Noh Jesu著「これからの生き方Best Being

 

5月18日(土)20時〜22時(毎週第三土曜日20時~22時)

第17回アモール・ファティ祭 デジタル認識が世界を変える~心を使え!BEST BEING~

 

 

7万年間隠されてきた「人類文明のアセンションの秘密」を明らかにする。尊厳ロマリアプロジェクトです。

全国で開催されています。