令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第921回令和哲学カフェ。 

 

AI時代における人間の尊厳の危機。

基準点ゼロ、新しい基準点を必要とする時代。

自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。

心人間がつくる組織化、勢力化、文化化、文明化とは、どんな特徴、パターンを持つようになるのかをテーマで考えてきていました。

 

今までの哲学者たちをまとめていく3週目。

 

 

月曜日はキルケゴール、荒牧 明楽さん

火曜日はマルクス、リアユー(喜多島真由美)さん

水曜日はニーチェ、坂中 ゆうこさん

木曜日はフロイト、石田 千穂さん

金曜日はまとめ、長岡 美妃さん

 

坂中さんからニーチェ、石田さんからフロイトについてのプレゼンが行われました。

 

産業革命、資本主義の発展を成し遂げたイギリスに追いつくために、産業化と軍事化を通して国家統一に向かうドイツで活躍したニーチェ

 

 

貧富の格差、科学技術、数学の発展、生きる意味価値の喪失などの問題が問われていまた。これは今の時代、我々がAI時に投げかられている問題とオーバラップします。

 

神にすがって主体性を失っている民衆に対して「神は死んだ」と説き、主体性を発揮させようとしました。

死んで天国にいくのではなく、永劫回帰をするから、どんな過酷な運命をも愛することができる超人になれと説きました。

 

超人になるための段階は砂漠のラクダを通過すると、獅子になり、その後幼子になる。

 

ニーチェを同時代を生きたユダヤ人のフロイトは無意識の発見で有名です。

非常に優秀な学生であり、8歳でシェークスピアを読んだと言われます。父と母の年齢差が20歳以上、精神科医、自身が大勢の人の中にいると目まいや動悸が出ていました。

ナチスの台頭によるユダヤ人迫害などの要素が発見を可能にしたのではないだろうか。

 

人間の考え・感情・行動を支配、統制するのは合理的理性ではなく、無意識的な本能や衝動であると説きました。

 

 

晩年は66歳から83歳で他界するまで、33回の癌の手術を何回も受けながら、眠くなるから麻酔をせずに、昼間は患者の治療、夜は論文を書き続けました。

 

第一次世界大戦後、アインシュタインと人間は戦争から解き放たれるのかというテーマで手紙をやり取りしました。

平和へ願う心の文化は、長い年月をかけてつくられるだろうと説きました。

 

 

ニーチェフロイトが破壊した当たり前の世界とは?破壊できなかった当たり前とは?AI時代に最優先で破壊するべき当たり前とは?というテーマでディスカッションが行われました。

 

みんな違ってみんな良いという多様性認定、当然人と人とが分かり合えるだろうという常識が破壊されれば、SV(主語+述語)言語が破壊され、存在がある出発、生と死の概念が破壊されるという見事なまとめでした。

 

 

Noh先生のお話やディスカッションを通して感じたことを書きたいと思います。

 

神は死んだと言ったが、人間と人間の宇宙まで破壊できなかったニーチェ

 

人間の宇宙は人間の観点が見せている人間の世界であって、絶対に在り続けるものではありません。

動きが存在させる仕組みを理解、説明できるデジタル言語の開発に成功。その言語によって、絶対世界と相対世界の関係性を説明し、人間と人間の宇宙は実在しないと言い切れる令和哲学の勇気の凄さを感じました。

 

人間と人間の宇宙は実在するとなってしまったら、前のものを破壊する革命はできても、新しいものを生み出す維新ができません。

 

人間の脳機能の1兆倍のAIが活躍する、とてつもない変化が必要な時代。

当たり前すぎて、疑う対象にすらなかったことに気付き、破壊する大切さを感じました。

 

人間と人間の宇宙は実在しないところから出発しよう。

今晩のキルケゴールマルクスニーチェフロイトのまとめも楽しみです。

 

川名 哲人

 

 

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