令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第871回令和哲学カフェ。
テーマは「組織化とは 勢力化とは」
AI時代における人間の尊厳の危機。
自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。
心人間がつくる組織化、勢力化、文化化とは。
月曜日は私、川名 哲人
火曜日は森 貴司さん
水曜日は安田 真理さん
木曜日は松室 佳惠(sherry)さん
金曜日は長岡 美妃さん
昨日は森さんから組織の振り返りと、AIと組織についてのプレゼンが行われました。
まず、前回までのおさらい。
組織を哲学する前に、組織をどうとらえたらいいのかとうことで、機能体と共同体について紹介。
「フロイトとブッダを融合させた」
「意識世界のアインシュタイン」などと呼ばれているケン・ウィルバー。
個人と集団の四つのとらえ方で網羅する四象限。
部分と全体が入れ子状態のように関係しているホロンという概念。
人間の意識の発達を整理したスパイラルダイナミクスは、ティール組織の元となりました。
組織の進化を整理したフレデリック・ラルーさんが提唱したティール組織。
みんながリーダーであり、メンバー全員が組織の目的を理解し、一緒に意思決定をするティール組織。
メンバーが主体性を持っており、意思決定のプロセスはボトムアップだが、決定はマネジメント側にありグリーンからティールに移行するために大きな壁があるとされています。
ティール組織になるためのブレイクスルーは下記の3つ。
①セルフマネジメント(自主経営)
②ホールネス(全体性)職場でも家でもありのままの自分でいる心理的安全性。
③エヴォリューショナリー(存在目的)組織と自分が存在する目的。それが進化し続ける。
ピーター・カーニックが提唱したソース原理。
お金をたくさん稼いでも幸せに限界があることに気づき、お金があるなしに関係なく幸せである生き方を提唱。
お金をみることで自分の内面をみていくマネーワークを実践し、後にソース原理としてまとめる。
お金は自分を映す鏡のようなもの。
自分を取り戻すための身体感覚との会話。
お金を追い求める人。
追い払う人。
稼いでも使う洗濯機のような人。
ソース原理の3つのキーワードは以下の通りです。
①ソース:傷つくつかもしれないリスクを負いながら最初の一歩を踏み出し、アイデアの実現へ身を投じた個人。
②イニシアチブ:ソースが立ち上げたビジョンの実現をいう目的に向けた継続的なプロセス。
③クリエイティブ・フィールド:ソースがイニシアチブを立ち上げた時に生まれる。ビジョンを実現するために必要な人やリソースを引き寄せる場。
このように発展していく中でイニシアチブの中である範囲の中で責任を持って取り組むサブソースが生まれてくる入れ子構造。一つのイニシアチブに対してサブソースは増えても、ソースは1人。
ここからは昨日からの内容になります。
人間活動の三層のピラミッド。
- 人生の出来事。
- 習慣・態度・信念・行動・物事の捉え方。
- アイデンティティ。
一番下のアイデンティティの影響が一番大きい。
アイデンティティはミラーボールのようなもの。
たくさんのアイデンティティとその対をなすアイデンティティを人間は抱えており、アイデンティティは人生や文化に影響を与える。
ソースがアイデンティティを成長させる。
アイデンティティの成長を妨げる要素は、ミラーボールに黒い影がかかっているようなもの、そこに光を当てること。
そもそも本来の自分とは?
部分を統合して1にしようとすると、たどり着くのは難しい。
そもそも1から出発して複雑性を理解、説明、統制する令和哲学。
ソース原理が提唱している文化。
固定的な実体のある「モノ」というよりも相互交流によって生まれる動的な「現象」。
令和哲学が提唱している文化は、人間の実践による環境の変化。動植物の進化は細胞内を変化。人間は環境を変化させる文化を選択している。
DAO(分散型自律組織)
ブロックチェーンの生みの親サトシ・ナカモトはどのような人物か不明。
中央集権型やトップダウンのネットワークは、銀行を介すると手数料は取引に時間がかかります。情報管理の観点ではサーバーを介して閲覧する一極集中では、それがどのような管理をされているのか分かりませんし、問題が発生しても特定が大変困難になります。
ブロックチェーン
分散型取引台帳
非中央集権
直接取引を銀行などに依存せず参加者で管理する。
DAO(分散型自律組織)の場合は、プロジェクトに参加でき、意思決定の公平性があります。 取引が自動化されるので、いちいち契約書を書いたり手続きする必要がありません。 取引が記録され、参加しているメンバーは見れる。情報の改ざんは不可能。
課題としては、意思決定に時間がかかる。 意思決定の内容が正しいとは限らない。 セキュリティに不安が残る。法的な整備がなされていない。 技術的なことが分からないとすぐに参加が難しいなどが挙げられます。
ここから昨日の内容です。
生成AIから10年後はAGI(Artificial General Intelligenceの略称で人類叡智総和の10倍)その10年後にはASI(Artificial Super Intelligenceの略で、人類叡智総和の1万倍)になると言われています。
AIが組織をつくる事例はまだないようですが、AIが社長や政党の党首、宗教のリーダーを務めている組織は既にあるようです。
組織化には目的が必要だが、今はまだ人間によって目的設定(制限)されている。
AIが自発的に目的を持つと人間の利益に反する可能性がある。
AIのディープラーニングの課題で大量のデータ自体がいろいろなバイアスがかかっている。判断の根拠が人間には分からない。
何か問題が起こった時に、AI開発者なのか、使った人なのか、AIなのかなど責任の所在は不明確。
今のままの開発の延長線上では、AIが人間の利益に反する時には緊急停止するしかない。
人間同士がやっていることをAIとやるようになる。
結局人間が変わるしかないというプレゼンに深く納得。
生存本能から尊厳本能に切り替えるために必要な要素というテーマでディスカッションが行われました。
自分の人生でないことに不便さを感じることができ、生命エンジンに縛られているポンコツ機械を知る。時空間の中に現れるものを有り、現れないものを無としている規定の大逆転が起こる。その仕組みを理解・説明・統制できる新しい言語1-5-1デジタル言語の活用によって、歓喜エンジンが装着できる。
自分の人生でないことを理解し、不便さを感じる重要性を感じました。
1分1秒でも長く生きろという生存本能は映像スクリーンの中に留まれということ。
このゲームの設計者を超えてゼロ化した時に、新しいゲーム設計ができる。
個人主義の弱点は脳機能と心機能混在していること。
全体主義の弱点は、他者から思われる自分を開発する対象意識の自分の開発。
映像スクリーン、バックスクリーンの外に出て、対称性を使ってスクリーンができる仕組みが分かる人たちが連帯する「宙船」をつくることで、この2つの限界を超える共同体主義にゲームチェンジする。
勝算のビジョンが鮮明になっていくことというNoh先生のお話しがありました。
人に思われたい自分、思われたくない自分が基準になって、自分を開発する根深さを実感。
オールゼロ化したところから出発しよう。
今晩も楽しみです。
川名 哲人
Dignity2.0国際カンファレンスは、世界で初めて世界基軸教育を提唱し、2021年の大阪初開催以来、毎年国内外から4000名以上の企業・団体・個人が参加しています。
今年も大いに盛り上がり、来年は仙台で開催予定です。
2023年10月31日発売
Noh Jesu著「これからの生き方Best Being」
2月17日(土)20時〜22時(毎週第三土曜日20時~22時)
第14回アモール・ファティ祭 デジタル認識が世界を変える~狂喜乱舞の祭~
2月18日(日) 19時~21時
第8回 シン人類のBeyond AI 未来創造会議~デジタル認識が世界を変える!~」 テーマ:どうする日本?EXPO2025大阪・関西万博
7万年間隠されてきた「人類文明のアセンションの秘密」を明らかにする。尊厳ロマリアプロジェクトです。
全国で開催されています。