令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第861回令和哲学カフェ。
テーマは「組織化とは 勢力化とは」
AI時代における人間の尊厳の危機。
自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。
心人間がつくる組織化、勢力化、文化化とは。
月曜日は私、川名 哲人
火曜日は森 貴司さん
水曜日は安田 真理さん
木曜日は松室 佳惠(sherry)さん
金曜日は長岡 美妃さん
昨日は森さんから組織の振り返りと、ソース原理のアイデンティティと組織文化についてのプレゼンが行われました。
まず、前回のおさらい。
組織を哲学する前に、組織をどうとらえたらいいのかとうことで、機能体と共同体について紹介がありました。
「フロイトとブッダを融合させた」
「意識世界のアインシュタイン」などと呼ばれているケン・ウィルバー。
個人と集団の四つのとらえ方で網羅する四象限。
部分と全体が入れ子状態のように関係しているホロンという概念。
人間の意識の発達を整理したスパイラルダイナミクスは、ティール組織の元となりました。
組織の進化を整理したフレデリック・ラルーさんが提唱したティール組織。
みんながリーダーであり、メンバー全員が組織の目的を理解し、一緒に意思決定をするティール組織。
メンバーが主体性を持っており、意思決定のプロセスはボトムアップだが、決定はマネジメント側にありグリーンからティールに移行するために大きな壁があるとされています。
ティール組織になるためのブレイクスルーは下記の3つ。
①セルフマネジメント(自主経営)
②ホールネス(全体性)職場でも家でもありのままの自分でいる心理的安全性。
③エヴォリューショナリー(存在目的)組織と自分が存在する目的。それが進化し続ける。
ピーター・カーニックが提唱したソース原理。
お金をたくさん稼いでも幸せに限界があることに気づき、お金があるなしに関係なく幸せである生き方を提唱。
お金をみることで自分の内面をみていくマネーワークを実践し、後にソース原理としてまとめる。
お金は自分を映す鏡のようなもの。
自分を取り戻すための身体感覚との会話。
お金を追い求める人。
追い払う人。
稼いでも使う洗濯機のような人。
ソース原理の3つのキーワードは以下の通りです。
①ソース:傷つくつかもしれないリスクを負いながら最初の一歩を踏み出し、アイデアの実現へ身を投じた個人。
②イニシアチブ:ソースが立ち上げたビジョンの実現をいう目的に向けた継続的なプロセス。
③クリエイティブ・フィールド:ソースがイニシアチブを立ち上げた時に生まれる。ビジョンを実現するために必要な人やリソースを引き寄せる場。
このように発展していく中でイニシアチブの中である範囲の中で責任を持って取り組むサブソースが生まれてくる入れ子構造。一つのイニシアチブに対してサブソースは増えても、ソースは1人。
ここからは昨日からの内容になります。
人間活動の三層のピラミッド。
- 人生の出来事。
- 習慣・態度・信念・行動・物事の捉え方。
- アイデンティティ。
一番下のアイデンティティの影響が一番大きい。
アイデンティティはミラーボールのようなもの。
たくさんのアイデンティティとその対をなすアイデンティティを人間は抱えており、アイデンティティは人生や文化に影響を与える。
ソースがアイデンティティを成長させる。
アイデンティティの成長を妨げる要素は、ミラーボールに黒い影がかかっているようなもの、そこに光を当てること。
そもそも本来の自分とは?
部分を統合して1にしようとすると、たどり着くのは難しい。
そもそも1から出発して複雑性を理解、説明、統制する令和哲学。
ソース原理が提唱している文化。
固定的な実体のある「モノ」というよりも相互交流によって生まれる動的な「現象」。
令和哲学が提唱している文化は、人間の実践による環境の変化。動植物の進化は細胞内を変化。人間は環境を変化させる文化を選択している。
組織文化を変えるには?
ソース原理では、組織成長と自己変化どちらも大事だが、優先順位をつけるとすれば、自己成長が大切だと言っているとのこと。
核個人時代に組織の文化を成長発展させるのに必要な要素とは?というテーマでディスカッションが行われました。
自分=不可能性そのものが分かったら、完全知・完全学問(自分探し卒業)して、物語を持つ(自己規定)ができたら、平等な同僚な獲得成功。融合の視点を持つことができるから、歓喜エンジンで人生を歩める。
ディスカッションしている皆さんのぶっちゃけぶりに清々しさを感じました。
まず今までの人生が自分のゲームではないこと、その不便さに気付くこと。
なぜ不便なのか?
対象意識から、自己意識へ意識の拡張が起こった時に不可能そのもの自分と出会う。
そうしたら無限大の可能性と出会うことができる。そして不可能性の自分を必要とした理由が分かったら、他者を愛することができる。
既存の秩序にNoをする勇気、嫌われる勇気をもつことで、決断と覚悟があるから平等な同僚、win-win-all-winの尊厳関係を獲得可能。それが組織化、勢力化に行くときには対称性を活用して方向性を知らせ、宙船(そらふね)をつくれる。知るだけで意味・価値が完成する完全知によって敵が鮮明になるから無駄のない人生、歓喜エンジンで生きられるというNoh先生からのお話がありました。
人生が自分のゲームでないこと、不便さに気付くこと。
中途半端な希望にすがるのではなく、不便を受け入れることから変化がはじまるのだと感じました。
中途半端な希望におさらばしよう。
今晩も楽しみです。
川名 哲人
Dignity2.0国際カンファレンスは、世界で初めて世界基軸教育を提唱し、2021年の大阪初開催以来、毎年国内外から4000名以上の企業・団体・個人が参加しています。
今年も大いに盛り上がり、来年は仙台で開催予定です。
2023年10月31日発売
Noh Jesu著「これからの生き方Best Being」
2月17日(土)20時〜22時(毎週第三土曜日20時~22時)
第14回アモール・ファティ祭 デジタル認識が世界を変える~狂喜乱舞の祭~
2月18日(日) 19時~21時
第8回 シン人類のBeyond AI 未来創造会議~デジタル認識が世界を変える!~」 テーマ:どうする日本?EXPO2025大阪・関西万博
7万年間隠されてきた「人類文明のアセンションの秘密」を明らかにする。尊厳ロマリアプロジェクトです。
全国で開催されています。