第859回令和哲学カフェ自己認識とオールゼロ化、新たな組織の可能性

令和哲学者Noh先生と5人の侍によって開催されている第859回令和哲学カフェ。

テーマ「組織化とは勢力化とは」

AI時代における人間の尊厳の危機。

自分の考えで考えたい、核個人時代を生きる心の時代。

心人間がつくる組織化、勢力化、文化化とは。

月曜日は私、川名哲人

火曜日は森貴司さん

水曜日は安田真理さん

木曜日は松室佳惠（sherry）さん

金曜日は長岡美妃さん

昨日は長岡さんからイエズス会についてプレゼンがありました。たいへん勉強になり、面白かったです。

人間は自分と異なるものを同一化して自分に取り組もうとします。お互いにそれをやるので、生死をかけた闘争になる。

敗れた者は無化され、宗教であれば、相手の宗教に回心する。しかし、完璧に無化することは難しい。

プロテスタントの反作用でできたカトリックのイエズス会。

会に入るためには精神、意識、意図をしっかり立てる教育が施されます。

教皇をトップにして、意志を持って精力的に布教活動に向かいます。

世界に学校を建てて高等教育を施します。特に若者や女性に向けて行いました。

そして、大航海時代の波に乗って、商業船に乗り込み世界に飛び出していきました。布教をすることで、現地民と信頼関係が結ばれ、結果的に商売がうまくいきます。

意志を持って布教活動に赴き、教育に力を入れたイエズス会。お金の力だけによって、動いている組織とは一線を画す強さがあります。

相手を完璧にゼロ化できないため、どうしても摩擦や対立、我慢が生じます。イエズス会、共産主義、令和哲学を対比した整理に感嘆。

成長し続ける組織をつくるもっとも重要な要素とは？というテーマでディスカッションが行われました。

目の前の現実が何も変わってしないのに、すべてが変化していることが認識できること！人間の認識をゼロ化できる価値を実感。

生まれてみたら、自分のゲームでないということが分かること。しなければならないことが、たくさんある状態であること。自分が生きる場所が時間、空間、存在、エネルギーがないところだと分かること。そこから時間、空間、存在、エネルギーをつくりながら現実を楽しめる。

そこからエネルギーの最小単位を活用して、意思決定ができ、自分の物語を持てる。物語が大統合できる共同体「宙船（そらふね）」をつくれる。そして、環境を味方にして、毎日新しい組織をつくること。日本文明は集団の尊厳を体現化した実績がある。だから日本が希望。対象意識から自己意識に変わった時に、歓喜の爆発が起こるというNoh先生のお話に感動。